2wink
名前
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-太腿の上に落ちたひと匙のストロベリーアイスは、甘党な彼の口の中に消える。夏の暑さで火照った体を冷やそうと食べていたそれは、名前にとってはもう意味をなさないものとなっていた。2winkの兄の方もとい、葵ひなたの舌が彼女の肌に残ったアイスを舐め取る。「もうやめてよ」と羞恥心から声を上げる彼女だが、彼は止めてくれない。
「名前さんて、甘くて美味しいですね」
付き合う前から「2wink尊い」と彼らを愛でていた彼女だが、ひなたと付き合うようになってから、今のように彼の密かな反撃が始まった。いつもいつも「可愛い」と言われて内心不満があった彼は歳上の名前を翻弄したいという想いを抱えていたのである。頬を染め上げて、太腿に顔を埋める彼を見つめる彼女の姿は、彼からするととてつもなく可愛くて愛しいものである。膝枕の体勢で彼女を見上げ、今度はキスを強請(ねだ)る。「名前さんからキスして」と。
「ひなたくん、最近甘え方が大胆になってきたんじゃない?」
「それは…大好きな名前さんの色んな表情が見たくて」
恥ずかしげもなくストレートに想いを伝えてくれる彼を愛しく感じ、上体を起こした彼の唇に自らの唇を重ねて触れるだけのキスをした彼女は嬉しそうに口角を上げて微笑む。キャミソールにショートパンツという露出度の高い格好の彼女に迫られ、ひなたは自分の胸の早鐘に気付いた。
-「名前さん。そんなに露出の多い格好してると、俺だって狼になるかもしれませんよ」
振り返った彼は彼女と向かい合う体勢になった。「そんなに暑いなら、脱ぎますか?」と胸の谷間に人差し指を引っ掛け、ぐいっとキャミソールを引っ張ると予想外な事に名前が下着を身に付けていないのが判明した。慌てて手を離す彼に、ずいっと身体をくっつけて彼女は甘く誘う。「ひなたくんがしたいなら、いいよ」とベッドに移動してしまった。「早く早く」と言うような視線を向けられると本能には抗えなかった。ベッド上で抱き合い、名前の腕がひなたのうなじに回され、口付けは舌を絡めた濃厚なものへと発展した。我慢出来ないと言わんばかりに、服の上から胸に触れる彼の瞳は普段からは想像もつかない程に男の目をしていた。
「本当にいいんですか?」
「いいよ。続けて」
正面から胸を揉みしだくその指が乳頭を刺激する。くりくりと執拗な愛撫に翻弄された彼女はベッドに仰向けに横たわった。覆い被さる形で服を捲りあげた彼の舌先が頂に触れる。初めての感覚に敏感に反応を示している彼女の表情を見て楽しむように、ひなたはそこに吸い付いてみせた。両方のそこを交互に舐められ、感じやすい名前の身体は既に彼を求めていた。何処からか取り出した避妊具を唇で咥え、ひなたの反応を窺う彼女に何とも言い難い色気を感じた彼は、ドキドキと高鳴る心臓の音を鎮める術はなかった。ショートパンツを脱ぎさった彼女の身体は陶磁器の様に白く美しいもので、ごくりと喉が鳴る。意を決した彼がショーツ越しにそこをなぞってみると、十分すぎる程に濡れそぼっていた。彼女から避妊具を受け取り、自身に装着しようと試みるも、手が震えてしまう。武者震いにも似たこの現象をひなたは情けないと思っていたが、目の前で自分を手招く妖艶な彼女の姿を見たらその震えも治まるくらいに情欲が上回っていた。「私も初めてだから、緊張しないでいいんだよ」と、処女なのにも関わらず行動が大胆な名前にリードされるがままに蜜壷に先端を当てがう。
「痛かったら、言ってくださいね」
「ひなたくんと一つになりたいから、絶対に止めちゃだめ」
大丈夫だから。と笑いかける彼女はなんて可愛いのだろうと、彼はゆっくりと腰を進めながらもう一度唇を重ねる。それをギュウギュウと締め付ける膣壁を感じ、快楽に身を委ねた彼は彼女の敏感な乳頭を指で刺激しながらピストンを加速させる。破瓜された痛みよりも心を満たす幸福感の方が大きい彼女は恍惚とした顔で、正常位の体勢で腰を打ち付ける彼を愛しげな眼差しで見つめた。全部が収まりきり抱き合ったまま、ひなたは甘い言葉を囁く。「名前さん、可愛すぎます」と。進入してくるそれが彼女のイイ箇所を掠め、淫らな喘ぎ声が静かな部屋に響いていく。
「ァ…っ。ひなたく…っ」
「気持ち良すぎて、止められませんよ…っ」
アクロバットが得意な彼ならではと言えるのだろうか。激しいピストンが繰り広げられ、二人は満たされた気持ちのままシーツの波に身体を沈めた-
END