瀬名泉
名前
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―「アンタって、なるくんの事好きなわけ?」
その質問に内心ドキリとさせられるという事は、私は嵐くんに惚れているのだろう。自覚したくないのに、ずけずけと物を言うのは先輩モデルの瀬名泉さん。顔がいいから女子から人気はあるが、私は例外で。この人が苦手だったりする。同じユニットで活動しているからって、私の知らない嵐くんの姿を見ていると彼が自慢してくる。いや、自慢に思えるのは私だけなので彼は自慢しているつもりはないかもしれないが。カフェにて、同じテーブルでコーヒーを飲んでいる私を値踏みするように眺めてくる。
「アンタは俺の好みじゃないけど、なるくんはどうかなぁ?」
この人、私をからかって楽しんでる…と居心地の悪さを感じていたその刹那、泉さんの頭がぺしりと叩かれた。「泉ちゃんったら、名前ちゃんに意地悪言ったんじゃないでしょうね」アタシが許さないわよ。と現れた嵐くんを目にして胸の鼓動が激しくなった。「アンタは俺の好みじゃないって言っただけなんだけどぉ」と明け透けに証言する泉さんに鋭い視線を向けた彼は、私と視線が合うと綺麗に微笑んだ。
「泉ちゃんは見る目がないわね。アタシはあなたのような健気な娘、大好きよ」
「よかったね。アンタなるくん好きだもんね」
「泉さん!なんで本人の前で言うんですか…!?」
END