開幕プロローグ
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父親は最初からいない、そもそも誰か分からない。
母親の顔だってもう覚えていない。
目の前にあるのは天井の淡いライトと、逆光で顔は見えないけれど欲情した男の顔。
荒い息遣いで興奮を隠さず、アタシの身体を好きにする。
『アっ…ァ…』
「はっ…はぁ…ッッ!!」
この行為に愛もなければ繁殖目的もない。
ただお互いの欲を満たしたいだけ。
アタシは金、この男は若い女を抱きたい。
たまたま利害が一致して売ったら買った。
セックスなんて一度やれば後は誰と何回やっても同じ。
一回ヤらせれば男は何でも言うことを聞く。
まあ、相手は多少選ぶけど。
「ありがとね〜、お金多めに入れといたから。」
『…どうも。』
事が終わればさっさと服を着て男は出て行く。
確かに封筒の中身は最初に提示された額より多かった。
『(昨日下着売って2万、今日は5万…これでしばらく帰らずに済むか。)』
男が出て行った後の部屋に取り残されたアタシは、無駄に大きなベッドに横たわってタバコに火を付けた。
吸い込む紫煙が心地よく肺の中に広がる。
『…ハァ。』
金のため
家に帰らないため
分かってるのに、こんなことをしてる自分が虚しくなる。
母親の顔だってもう覚えていない。
目の前にあるのは天井の淡いライトと、逆光で顔は見えないけれど欲情した男の顔。
荒い息遣いで興奮を隠さず、アタシの身体を好きにする。
『アっ…ァ…』
「はっ…はぁ…ッッ!!」
この行為に愛もなければ繁殖目的もない。
ただお互いの欲を満たしたいだけ。
アタシは金、この男は若い女を抱きたい。
たまたま利害が一致して売ったら買った。
セックスなんて一度やれば後は誰と何回やっても同じ。
一回ヤらせれば男は何でも言うことを聞く。
まあ、相手は多少選ぶけど。
「ありがとね〜、お金多めに入れといたから。」
『…どうも。』
事が終わればさっさと服を着て男は出て行く。
確かに封筒の中身は最初に提示された額より多かった。
『(昨日下着売って2万、今日は5万…これでしばらく帰らずに済むか。)』
男が出て行った後の部屋に取り残されたアタシは、無駄に大きなベッドに横たわってタバコに火を付けた。
吸い込む紫煙が心地よく肺の中に広がる。
『…ハァ。』
金のため
家に帰らないため
分かってるのに、こんなことをしてる自分が虚しくなる。
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