Dawn of the Felines
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二郎にとって人生初のデートは戸惑いの連続となった。
『二郎君二郎君!あそこのタピオカ買ってきていい?写真撮りたい!』
『この服どっちがいいかな?』
『あ、プリ機ある!一緒に撮っていい?』
「(……………………………女の子って買い物一つでこんなテンション高けーの??つーかタピオカの写真撮って何が面白れーんだ?
この服どっちがいいかな?ってどっちも同じじゃね?色薄いか濃いかの違いじゃん…
まあ一緒にプリクラ撮れたのはいいけど…)」
イケブクロと違い見るもの全てが色鮮やかなシブヤの街に目を輝かせる美央に対して、二郎は困惑するしかなかった。
しかし目の前の美央の楽しそうな様子を見て、それも吹き飛ぶ。
「(ウチ兄の8話で見たシーンだ…マジ完全再現すぎんだろ美央ちゃん…!天使すぎる…!!!)」
『二郎君、次行きたいところなんだけど…』
「あー、どこ?付き合うよ。」
『いや…今度は…』
気まずそうに美央がチラチラと盗み見る先には、おおよその男なら敬遠したくなる場だった。
「あ、あー…お、俺その辺で待ってるね。」
『あ、はい…うん…。』
視界に入るだけでも申し訳ないのか、下着売り場から目を逸らしながら二郎がその場を離れる。
美央が店に入るとすぐに買い物に移ろうとしたが、
「オネーサンひっさしぶりーっ!」
下着を選んでいた美央の背後から鈴の転がるような声が響き、振り向くと美央の目線の少し下にショッキングピンクの視界が広がった。
『えっ、と…ボク誰かな?』
「あれれ??知ってるオネーサンかと思ったら間違えちゃったな〜ごめんねっ!」
美央より低い身長に声変わりしたばかりのような声。
一見小学生に見える目の前の人物は人違いで美央に声をかけたらしい。
『誰かと一緒に来たの?』
「今オネーサンとデート中なんだ〜、今試着室に居るから待ってるんだよ!」
『へ、へぇ…最近の小学生は進んでるね…』
人懐っこい少年に戸惑っていると試着室から少年を呼ぶ声が聞こえ、その名前に美央は戸惑う。
「ねー!これどうかな?」
「あっ、オネーサンに呼ばれたから行くね!バイバーイ!」
『あ、うん。バイバイ。』
少年は美央に別れを告げてデート相手のいる試着室へ駆け寄った。
美央もようやく買い物を再開し、二郎の元へと戻る。
その頃、美央に声をかけた少年は壁にもたれかかり、とある人物に電話をしていた。
「もっしもーし!みんなのアイドル乱数ちゃんだよーっ!」
-何の用だ、飴村?-
「オネーサンに面白いこと教えてあげようと思ってねー」
-お前の面白いはロクなことではないだろう。切るぞ。-
「…山崎美央が見つかった。」
-なんだと!!!?どこだ!どこにいた!!?-
「シブヤディビジョンのショッピングモールだ。偶然似たような人物を見かけて声をかけたが、本人で間違いない。」
-シブヤディビジョンだな、すぐに捜索を向かわせる。-
「あんな小娘がそんなに大事か?まぁ、俺には関係ないがな…じゃ頑張ってねー、無花果オネーサン!」
『二郎君二郎君!あそこのタピオカ買ってきていい?写真撮りたい!』
『この服どっちがいいかな?』
『あ、プリ機ある!一緒に撮っていい?』
「(……………………………女の子って買い物一つでこんなテンション高けーの??つーかタピオカの写真撮って何が面白れーんだ?
この服どっちがいいかな?ってどっちも同じじゃね?色薄いか濃いかの違いじゃん…
まあ一緒にプリクラ撮れたのはいいけど…)」
イケブクロと違い見るもの全てが色鮮やかなシブヤの街に目を輝かせる美央に対して、二郎は困惑するしかなかった。
しかし目の前の美央の楽しそうな様子を見て、それも吹き飛ぶ。
「(ウチ兄の8話で見たシーンだ…マジ完全再現すぎんだろ美央ちゃん…!天使すぎる…!!!)」
『二郎君、次行きたいところなんだけど…』
「あー、どこ?付き合うよ。」
『いや…今度は…』
気まずそうに美央がチラチラと盗み見る先には、おおよその男なら敬遠したくなる場だった。
「あ、あー…お、俺その辺で待ってるね。」
『あ、はい…うん…。』
視界に入るだけでも申し訳ないのか、下着売り場から目を逸らしながら二郎がその場を離れる。
美央が店に入るとすぐに買い物に移ろうとしたが、
「オネーサンひっさしぶりーっ!」
下着を選んでいた美央の背後から鈴の転がるような声が響き、振り向くと美央の目線の少し下にショッキングピンクの視界が広がった。
『えっ、と…ボク誰かな?』
「あれれ??知ってるオネーサンかと思ったら間違えちゃったな〜ごめんねっ!」
美央より低い身長に声変わりしたばかりのような声。
一見小学生に見える目の前の人物は人違いで美央に声をかけたらしい。
『誰かと一緒に来たの?』
「今オネーサンとデート中なんだ〜、今試着室に居るから待ってるんだよ!」
『へ、へぇ…最近の小学生は進んでるね…』
人懐っこい少年に戸惑っていると試着室から少年を呼ぶ声が聞こえ、その名前に美央は戸惑う。
「ねー!これどうかな?」
「あっ、オネーサンに呼ばれたから行くね!バイバーイ!」
『あ、うん。バイバイ。』
少年は美央に別れを告げてデート相手のいる試着室へ駆け寄った。
美央もようやく買い物を再開し、二郎の元へと戻る。
その頃、美央に声をかけた少年は壁にもたれかかり、とある人物に電話をしていた。
「もっしもーし!みんなのアイドル乱数ちゃんだよーっ!」
-何の用だ、飴村?-
「オネーサンに面白いこと教えてあげようと思ってねー」
-お前の面白いはロクなことではないだろう。切るぞ。-
「…山崎美央が見つかった。」
-なんだと!!!?どこだ!どこにいた!!?-
「シブヤディビジョンのショッピングモールだ。偶然似たような人物を見かけて声をかけたが、本人で間違いない。」
-シブヤディビジョンだな、すぐに捜索を向かわせる。-
「あんな小娘がそんなに大事か?まぁ、俺には関係ないがな…じゃ頑張ってねー、無花果オネーサン!」