第1章 忍び寄る影 前編
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休憩スペース…
朝一番の会議を終え、休憩スペースでくつろぐ夢主達。
零『いよいよ日本にも手ぇ出してきたな』
亜貴『北朝鮮や中国ではなく、よもやロシアが来るとは思いませんでしたがね』
宗谷『驚きはない……露助がウクライナへ侵攻し、日本が制裁を加えた時点で連中が何らかの報復に出ることは読めてた』
亜貴『仮に読んでいたとしても、この拉致事件は防げませんでしたよ』
宗谷『アメ公のペット共が無駄にチャイニーズとイチャついてるからこうなる。露助への警戒体制を強化していれば、こんな事態にはならんかった』
宗谷は2019年にロシアがジョージアへ軍事侵攻を開始した時から、対露安全保障体制の強化と中国との融和外交を訴えていた。また、ロシアは日本固有の領土である千島列島(クリル諸島)を占領しており、日本との間には領土問題が存在していた。その為、厳密に日露両国は太平洋戦争以来休戦状態にある。外務省で領土問題に力を入れる宗谷は、ロシアの危険性を誰よりも感じていた。
亜貴『武漢に端を発したウイルスのパンデミック後は、僕も含めほとんどの日本人が中国に意識を持ってかれていたのは事実ですね』
中国の武漢から発生したウイルスの世界的大流行=パンデミックは各国経済を著しく衰退させ、ロシアによる欧州侵攻という戦争も相まって原材料の高騰と燃料不足から瞬く間に世界は大不況へと陥った。
しかし一方でそのウイルスの流行が、実は中国政府による意図した拡散だったのではないかという陰謀論も出ていた。
零『つうか中国って外国と喧嘩する余裕あんのかよ。本土でも台湾でも内戦状態なのに』
亜貴『正直読めませんね…けどだからこそ国も国民も米国の存在を恐れているのでしょう』
宗谷『つい5年程前までは中国海軍と海上自衛隊が交流してたのにな…馬鹿な総理大臣のせいだ』
零『馬鹿じゃない総理大臣が今までいたかよw』
亜貴『少なくとも我々が生まれた後の総理は馬鹿ばかりでしたからねw』
今更かと笑う夢主達。
零『…それはそうと、警視庁は特協も参加すんのかな』
亜貴『新機動警官隊は捜査は請け負ってませんが、特協はどうやらその辺もやってるらしいので、もしかしたらありえるかもしれませんね』
特協……正式名称は新機動警官隊特別協力隊。警視庁に設けられた特殊急襲部隊(SAT)と並ぶ精鋭部隊=新機動警官隊の下部組織で、元々は民間特殊機動警官隊という半官半民の組織だった。夢主達も学生時代はエージェントとして所属していた。
宗谷『国内じゃLP9のテロが警戒されてる中で御苦労なこった…』
零『LP9って…この前ニューヨークかどっかで爆破テロした連中だっけ?』
宗谷『おぉよく知ってたな』
零『舐めんなw』
亜貴『ロンドン、ベルリン、パリ、ローマ、ニューヨーク、ロサンゼルス、シカゴ、ダラス、ヒューストン、ワシントン、フィラデルフィア、マイアミ、アトランタ、ボストン、キャンベラ、ソウル……西側の大都市を次々と標的にしてます』
零『主にアメリカがフルボッコにされてて草』
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