第1章 忍び寄る影 前編
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~都内某所~
???「…ヘマをしたな」
???「? なんのことでしょうか?」
???「お前達の下請けの連中がいくつかの防犯カメラに捉えらえた。どうやら計画していたルートを使ってなかったようではないか。まぁ正体や背後の存在まではまだ気付かれていないが……手綱はしっかり握っておけと言った筈だぞ」
???「…問題ありませんよ。大きなトラブルがあったという報告もありませんし、もし警察に確保されそうになったら警察諸共キレイに“漂白”させる準備も出来てますから♬」
都内の一軒家のリビングで、スーツを着た男とパーカー姿の青年がテーブルをはさんで椅子に座っている。
???「…外務省のSAFと警視庁の特捜班が動き出している」
???「…」
???「特捜班の連中が厄介なのはお前も知っているだろうが、SAFも油断ならない存在だ」
???「…特殊強行襲撃部隊ですか……国際テロ組織の排除や国外の邦人保護、領事館防衛、大使警護などを行う部隊。そんな組織が国内で捜査活動まで行うとは意外ですね」
???「出来てからまだ日が浅い組織だが、実体は陸上自衛隊で訓練を受けた連中で、中でもERFと呼ばれる部隊はオーストラリア軍の特殊部隊やカナダ軍の特殊部隊などで局地戦闘訓練を行ってきた精鋭中の精鋭だ。間違っても正面から殺り合おうなどと考えるなよ?」
???「御冗談をw 我々は軍隊や民間軍事企業ではありませんよ? 真正面から戦闘など…」
???「…ふんッ よく言う。暴力団からAKやヴァイキングを大量に密輸していることを私が知らないとでも思ったか?」
???「…」
???「忘れるな。お前達はあくまで利用価値があるから泳がせてやってるだけだ。もし少しでも過ぎたマネをすれば即座に全滅させるぞ」
スーツの男がパーカーの青年を脅す。パーカーの青年は微笑んだまま、表情を変えずにスーツの男を見つめる。
???「…まぁいい。とにかく、これ以上ヘマはするなよ。俺がカバーしてやれるのも限度がある。それに、そろそろ連中を母国に帰らせろ。あまりに長いしていると足がつく」
???「…まだ目標の人数に達してはいませんが…」
???「あとどれくらいかかる?」
???「…あと1週間ほど頂ければ」
???「…必ず1週間“以内”に達成して帰らせろ。いいな?」
???「えぇ。解りました」
スーツの男は席を立ち、部屋を後にする。パーカーの青年も席を立って見送る。
???「…」
ガチャ…
スーツの男が玄関から出た直後、リビングから別室に繋がるドアが開き、1人の男が姿を見せる。
???「連中は何を怖がってんだ? 公安の捜査なんて今までさんざん“いなし”てきたろ」
???「…彼が恐れているのは特捜班という異端児だ。従来の公安とは異なり、特捜班は独自の捜査行動と情報網、各分野に精通した優秀な人材を持ってる」
???「…ふ~ん…」
その男は親しげにパーカーの青年と会話する。
???「それに外務省のSAFもその脅威は未知数だ」
???「SAFってほとんど外部に情報出てないよな。警視庁の新機動警察みたいで気味悪ぃぜ」
???「どちらも超のつくエリート集団だけど、どうやらSAFにも捜査能力もあるらしい……後々目障りにはなりそうだ」
???「…どうする? やっちゃう?」
???「…こちらから仕掛けるにはまだ早い。もう少し様子を見るよ」
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