第1章 忍び寄る影 前編
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吉永「…それじゃあ、大山と神居は決定として、他はどうする?」
亜貴『僕と吉永班長は同じホテルで全体の指揮を執ります。他は特協・特捜班は分かれて捜査を。共同作戦とはいえいきなり即席の組み合わせでは齟齬が必ず生じます。各々の組織を別々に動かせた方がスムーズに進みます』
大山「…」
宗谷『…』
大山が一瞬宗谷を見る。しかしすぐに亜貴と吉永を見る。宗谷は任務内容を把握して黙って頷く。
零『俺は?』
亜貴『貴方はソロで遊撃を。僕達から指示があったらすぐに現場に急行出来る様に、常に車から離れないように』
零『宗谷、レンタカー屋は?』
宗谷『中標津空港に5社ある。根室駅請求書忘れるなよ?』
零『応よ』
みくる「で、具体的に私達はどこを担当するの?」
亜貴『国後島に近い知床半島周辺もしくは歯舞群島に近い根室市に振り分けられるでしょう。宗谷、現地でのガイドを。あの辺りは貴方が詳しい』
宗谷『…解った』
亜貴『細かい動きは現地で調整しましょう。それでは各自、今日中に準備をして明日のフライトに備えなさい』
一同は翌日の北海道出張に備え、各々必要な準備や休息に入った。
PM6:30 零の自宅…
零『つうわけで、土産何が良いか考えて~』
愛美「いいなぁ北海道〜」
ソファーに並んで座る零と愛美。
愛美「ジンギスカンとか〜…あとは蟹!!」
零『あ〜〜蟹な!!』
愛美「やっぱり北海道といえば蟹でしょ!! 冷凍で送って〜♬ 5個くらい」
零『多いなッ』
愛美「よろしくね♬」
零『着払い?』
愛美「発払いッw」
PM7:15 零の自宅…
保乃「北海道旅行ええな~!!」
麗奈「私も行っていい?♡」
宗谷『仕事言っとるじゃろ阿呆』
保乃と麗奈が宗谷を両脇から挟むように一つのベッドで横になっている。
保乃「有休使って付いてこうかな〜」
麗奈「いいね〜♬」
宗谷『土産買って来てやるから我慢せい』
保乃「お土産は『宗谷を1日独占出来る券』かな?♬」
麗奈「あ、いいな〜!! 私も宗谷くん1人占めした〜い♡」
宗谷『…厄介』
PM8:00 茉由宅…
亜貴『と、言うわけで北海道に行って来ます。申し訳ないですが、その間看護が出来ません』
茉由「いいな〜!! 最近旅行行けてないから羨ましい…」
ベッドで安静にしている茉由の枕元に椅子を置いて座る亜貴。
亜貴『お土産買って来ますよw 何がいいですか?』
茉由「え〜? ん〜……海鮮なら蟹とかホッケとか……お肉ならジンギスカン? あとはご飯のお供にいくらとか明太子!!」
亜貴『解りました。ではそれを……その為にも早く体調を回復せねば』
茉由「うん!!」
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