第3章 ~砂上の平穏~
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
宗谷はマンションの入り口のオートロックキーを開け、2人を中に入れる。
宗谷『こんな時間に何事だ全く…』
ぶつくさと愚痴をこぼしながらリビングを出る。だが、そこで自分がパンツ一丁なことに気付く。慌てて自室に戻り、部屋着を着る。
怜奈「…ん……宗谷くん?」
宗谷の足音と着替えで目を覚ました怜奈。ベッドに入ったまま、身体を宗谷に向ける。目がしょぼしょぼしてマトモに開いていない。
宗谷『何でもない。寝てていいぞ』
怜奈「ん~…」
怜奈は言われた通りに瞼を閉じ、再度枕に頭を深く沈み込ませる。宗谷は着替え終わると部屋を出て玄関に向かう。
コンコンコン ガチャ
暫くしてノックが聞こえ、ドアを開けると零と亜貴が立っていた。
宗谷『…お前らどうしたその恰好は…』
亜貴『宗谷、残念ですが…仕事です』
宗谷『…あ?』
零『横須賀の封鎖線が破られた。昨日の真夜中にCODE:GOLEMが発令されてたっぽい』
寝ぼけ気味だった宗谷の顔がどんどん真顔になっていく。
宗谷『感染者が…溢れたのか?!』
亜貴『既にマスコミも神奈川県内各地の“暴動”を報じています。ゴーレムが局地的に集中したのでしょう』
宗谷『…それで状況は?』
亜貴『解りません。本部と連絡が取れず、CODE:GOLEMは依然として発令したままです』
零『とりあえず現場に急ぐぞ』
宗谷『…チッ』
宗谷急いで自室に戻る。
ガチャッ ドタバタドタバタ…
怜奈「…? 宗谷くん?……どうしたの?」
宗谷が慌ただしく部屋に戻ってきたことで、怜奈が再度目を覚ます。
宗谷『怜奈ッ 今日はオフだったな?』
怜奈「? そうだけど…なんで?」
宗谷『今日は1日家に居ろ』
宗谷がクローゼットからリュックを取り出す。
怜奈「え…急になに?」
宗谷『この間のウイルスが漏れた。神奈川県内は多分壊滅だ』
怜奈「…え?」
まだ眠っていた怜奈の頭が一瞬で覚醒する。
宗谷『まだ東京で感染が広がってるという報告は無いが、神奈川県の封鎖が完了したって通達も無いッ 最悪感染者は都内に入り込んでる可能性がある』
怜奈「…うそ…」
宗谷『神奈川県は多分全滅だ。詳細は解らんが、兎に角今日は外に出るな。誰かが訪ねてきても居留守を装え』
宗谷は着替えを済ませ、スマホや鍵、充電器、サイフなどを持つ。
怜奈「…大怪我してやっと良くなったばかりなのに…また行くの?」
怜奈は心配そうに宗谷の背中を見つめる。
宗谷『…職を失うワケにはいかんからな。じゃあ行ってくる』
宗谷はリュックを持って部屋を出る。
怜奈「宗谷くんッ」
宗谷は車の鍵を手に取り、玄関の外で待っていた零や亜貴と合流して駐車場に向かった。
.