第3章 ~砂上の平穏~
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地下駐車場…
零『ちょっと待てよッ その通知が夜中に届いたってことは今頃…ッ』
亜貴『詳細は解りません。本部に問い合わせましたが、通じませんでした。情報が全くありませんッ』
零『…クソッ』
CODE:GOLEMはゴーレム・ウイルスの漏洩及び大規模な感染が確認された場合に発令される。ウイルスの感染拡大が抑止された場合、この通知は解除される。しかし解除の通知は届いていなかった。
亜貴『この辺りで騒ぎが起きていないということは、まだ東京で感染が広がっていないということです。少なくとも表面上は…の話ですが…』
零『小百合には外に出ないよう言った。そっちは?』
亜貴『絢音にも外出を控えるよう言ってあります。マンションもオートロックですから、住人が“感染して帰宅してこない限り”安全でしょう』
零『そうなる前に何とか感染を抑えるぞッ』
亜貴『その通りですッ まずは宗谷の家に行きますよッ』
零と亜貴はそれぞれ愛車に向かい、キーを開けて乗り込む。
ヴゥウウウンッ ヴゥウウウンッ
それぞれエンジンをかける。
キュルルルルルッ
2台は急発車して地下駐車場を走り抜ける。そして地下駐車場から出口かた地上に飛び出して、宗谷のマンションに向けて走った。
AM7:55 宗谷と怜奈の自宅…
宗谷『…ぐぅ…ぐぅ…』
怜奈「すぅ…すぅ…」
先の2人と同様に、心地良さそうに寝息を立てる宗谷と怜奈。昨晩帰宅した後、こちらのカップルは1回戦行った後に眠りについた。
宗谷『…ん…』
カーテンの隙間から差し込む日の光に照らされ、宗谷が目を覚ます。
宗谷『……眩し…』
宗谷は自身の胸の中で眠る怜奈を起こさぬよう、そっと起き上がり、ベッドから出てカーテンをぴっちり閉める。差し込んでいた日の光は無くなり、部屋が薄暗くなる。
宗谷『…眠み…』
宗谷は再びベッドに入り、静かに怜奈を抱いて眠りにつく…
ピンポーン ピンポーン
しかし、丁度寝落ちるかどうかのタイミングでインターフォンが鳴った。
宗谷『…ん…』
しっかりと居留守を決め込む宗谷。
ピンポーン ピンポーン ピンポーン ピンポーン
しかし訪問者は粘り強く鳴らしてきた。
宗谷『……(イラッ)』
諦めの悪い訪問者に徐々にストレスをチャージする宗谷。
ピンポーン ピンポーン ピンポーン ピンポーン ピンポーン ピンポーン
宗谷『………(ブチンッ)』
インターフォンの連打に堪忍袋の緒が切れた宗谷が、凄まじい殺気を放ちながら身体を起こす。そしてゆら~っとベッドから出るとインターフォンに向かって歩きだした。
ズチャ…ズチャ…
まるで範馬〇次郎のような足音を立てながらリビングに入った宗谷。インターフォンの画面で訪問者の面を拝むと…
宗谷『……む?』
そこには零と亜貴の姿があった。
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