第3章 ~砂上の平穏~
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11月5日 AM0:20 東京都渋谷区・零と小百合の自宅…
小百合「楽しかった~♪」
零『年末まで集まれないだろうから今日呑めて良かったな♬』
小百合「カラオケ全然声出なかったw」
零『完全に酒焼けしてたもんな』
久しぶりに6人で呑んだ零と小百合。2人は帰宅後、シャワーを浴びてから軽い晩酌していた。並んで座るソファーの前には、大画面のテレビが壁に設置されており、アニメ映画が垂れ流されている。
小百合「明日は?」
零『特になんも無いな~。基本的に俺達はお呼び出しが無い限りは自宅待機だから。そっちは?』
小百合「何にも♪ 明後日は午後から映画の台本の読み合わせ~」
零『送る?』
小百合「いいの?」
零『暇だからな~♬』
2人の手が自然に絡まる。小百合が零の肩にもたれかかる。
小百合「…明日の夕飯何にしよっか…」
零『ん~…作っとく?』
小百合「ん~ん。私が作るよ。何が食べたい?」
零『ん~……唐揚げ?』
小百合「あとは?」
零『…お任せで!!』
小百合「え~? お任せか~…」
零『あとは軽くサラダとか』
小百合「了解~♪」
同時刻 神奈川県横須賀市…
「こちら第34分隊!! 応答願います!! がぁああああ!!?」
「クソッ なんでゴーレムがこんなに…ッ」
「知るかよッ とにかく片っ端から殺せッ 感染してたら例え味方でも容赦するなッ」
[あぁああああ]
日付の変わってから暫く、ゴーレムとの封鎖線が敷かれていた横須賀市内は感染者であるゴーレムが溢れかえっていた。
「第34分隊後退!! 後退だ!!」
[あぁああああ]
「ぎゃあああ!!」
市内各地では陸上自衛隊や警視庁の機動隊、SATがゴーレムの対処をしていたが、武装をしていない機動隊は早々に壊滅状況に陥った。陸上自衛隊とSATも、感染者とはいえ一般市民やほんの少し前まで普通に話していた同僚達に向けて銃を向けることへの抵抗や心的ショック、圧倒的な物量差などが重なり、目に見えて押され始めていた。
~汐入駅付近・第3封鎖地点指揮所・学校法人緑ヶ丘学園校舎~
「平和中央公園から応援要請!!」
「第27中隊を横須賀中央駅に向かわせろッ」
「第2大隊、坂本公園で第4中隊・第15中隊と合流ッ」
「第6中隊、第9大隊と合流ッ」
「何がなんでも死守させろッ このラインを越えられたら神奈川県は終わりだッ」
~対バイオハザード部隊(ABU)前線基地~
「Aチームの応援にGチームを送れ」
「JチームをCチームのサポートに」
「ポイントチャーリーのSATより救援要請ですッ」
「ポイントチャーリーは放棄だ。後方のB・Hチームの待機する線まで退避させろ」
「各封鎖地点のSATと自衛隊が混乱状態で機能していませんッ」
「…我々だけではゴーレムの大群は抑えられん。第二フェーズに移行するべきだと思うが」
「…本部へ至急連絡。CODE:GOLEMの発令と神奈川県全域の封鎖を要請ッ STFの連中も全員呼び戻せッ」
「了解ッ」
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