第2章 ~砂上の平穏~
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2019年10月28日 AM11:54 東京都渋谷区・世界平和家庭協会本部ビル…
???「まずは計画の第一段階、上手くいったようだな」
???「はい。全て計画通りです」
日本最大級の新興宗教団体・世界平和家庭協会の本部ビル高層階の一室で、2人の男が窓から外を眺めながら話していた。
???「しかし、意外と封鎖線の構築が早いかったねぇ…大丈夫? これでウイルスを防がれては全て台無しなんだよ?」
???「ご心配ありません。既に警視庁と県警に同士を潜入させてあります。もし封鎖線が維持され続ければ、程よい頃合いに決壊させる手筈となっています」
???「素晴らしい♬ 既に本部では我々の受け入れ体制が整っているとのことだ。我々は時が来るまで気楽に待つとしようか」
???「…総理への連絡はどうしましょう」
???「…彼にはまだ知らせなくていいでしょ。永田町に情報が渡ればどこから漏れるか判ったもんじゃない。封鎖線が決壊した頃に伝えればいいよ」
???「承知しました」
???「それでは、我々は“その時”が来るまで気長に待つとしよう。全てはお母様の為に」
???「お母様の為に…」
PM2:56 神奈川県横須賀市封鎖線・…
「佐山さんから連絡があった。このまま封鎖が続くようなら、良いタイミングで穴を作るようにとのことだ」
「…解った。いつやる?」
「横須賀市内のニュースで近隣の住民に緊張感がまだ残ってる今やっても効果は限定的だ。この騒動に住民が“慣れて”きた頃に決行する」
「…目安は1週間くらいか」
「それくらい見れば充分だろ。住民も慣れて普段通りの生活に戻る」
「よし。じゃあ1週間後に決行しよう」
「担当場所は?」
「木田が西逸見町3丁目、齊藤が吉倉町2丁目、川端が吉倉町1丁目、俺は船越町の対策本部を爆破する」
「解った」
「失敗は許されないぞ。協会の再興はこの計画にかかっている」
「解ってる。必ず成功させる」
「お母様の為に」
「お母様の為に」×3
PM4:29 東京都千代田区永田町・民自党本部……
「総理、今回の三浦半島の騒動に関して気になる情報が…」
安倍「なに?」
「“協会”のメンバーが工場での爆発とウイルスの漏洩を起こしたと…」
県三浦半島での騒動を受け、与党・自民党も対策と情報収集に追われていた。そんな中、民自党総裁であり内閣総理大臣である安倍晋二は民自党本部の中で、秘書からとある報告を受けていた。
安倍「…それ本当なの?」
「複数のEID研究員から、“協会”から派遣されていた信者がウイルス保管室の付近をうろついていたとの報告が」
安倍「…」
「もし連中が絡んでいるとしたら、世間に知られると少々面倒かと…」
安倍「…来年は衆院選もあるし、あんまり彼らとの関係をピックアップされるのも困るねぇ…」
「報道各社には憶測に基づいた報道は控えるよう圧力をかけておきます。ただ、厄介なのは週刊誌や暁新聞です」
安倍「…文秋と暁か…」
「一応SNS班と勝社連合にはスクープが出たらすぐ対処するよう指示は出しておきますが、どの程度の情報を連中が掴むかが読めません。もしかすると多少投資が必要かと…」
安倍「…任せるよ。上手くやって。原資に関しては官房長官に話しておくから気にしなくていい」
「はッ」
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