第2章 ~砂上の平穏~
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ABU本部待機室…
零『…お、どうだった?』
亜貴『とりあえずは予定どおり待機です。すぐに病院へ戻って宗谷の様子を確認し、絢音達を家まで一度帰しましょう。神奈川県内に留めておくのは危険です』
零『同感〜』
零と亜貴は本部地下の駐車場に向か為、待機室を後にする。自動小銃や自動拳銃、弾薬などの装備はつけたまま。通常、任務出動時を除いて銃器類の持ち出しは制限されるのだが、非常事態ということで点検要員も出払っており、チェックが無かった。
零『…小百合達には可哀想なことした…』
亜貴『…いつか来るとは思っていましたが、よもや絢音達が三浦市にいる時に起きるとは…』
零『運が悪過ぎた……けど全員生きて戻って来れた』
亜貴『えぇ。あとは宗谷だけですね』
零『アイツの生命力なら大丈夫だって♬ 頭が心臓を吹き飛ばさねぇと死なねぇよw』
亜貴『フッ…それもそうですね』
エレベーターで地下に降り、自分達のコブラⅡを停めてある場所まで歩く。
零・亜貴『…』
駐車場には各地でゴーレムと激戦を繰り広げてきた各部隊の車両が停まっている。車体の至る所に、おびただしい血液が付着していた。
亜貴『…まるで戦場から帰還してきたようですね…』
零『…実際、戦場だろ。あれはもう…』
コッコッコッコッ…
2人は自分達が乗ってきた、車体左前部が中破して変形したコブラⅡ”まで来る。
零『…マイカーで行くか』
鍵を開けようとした零がぽつりと呟く。
亜貴『?』
零『マスコミに捕まったら面倒だな。ただでさえさっき宗谷を病院に連れてった時も目を引いたし、装甲車では行かん方がいいべ』
亜貴『…確かに』
零『予備の弾薬を俺らの車に移そう』
亜貴『宗谷の銃と弾薬は僕が預かります』
零『よろしく〜♬』
2人は後部ハッチを開け、後部シートに置かれていた弾薬箱と宗谷の銃・ベスト・ホルダーを取り出してそれぞれの車に運ぶ。
零『…実際、封鎖線はどんくらい保つかな』
亜貴『……三浦半島の人口全てが感染したと想定するなら、関東近郊の自衛隊や警察を投入しないと間に合いません。政府が事態を過小評価し、人員を絞れば瞬く間に封鎖線は崩壊するでしょう』
零『国がどう動くかは…』
亜貴『それは僕読めません。日本政府はこういう事態には腰が重いですから』
零『これだから政治家は…』
亜貴『…ここに宗谷がいたら、『そういう政治家を日本人が選んだ』と言いそうですねw』
零『わかる〜w』
荷物を移し終わった2人。
零『そんじゃ、行きますか』
亜貴『えぇ』
そうして2人はそれぞれの愛車に乗り込み、宗谷とヒロイン達がいる病院に向けて車を発進させた。
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