第1章 ~終わりの始まり~
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神奈川県三浦市・花の王国…
ゴシャッ ドゴン!! ガン!!
零『予想通り、隠れてたゴーレムが湧いてんなッ』
6人を乗せたコブラⅡは、近道だったはずのトンネルに大量のゴーレムの大群が潜んでいた為、通れずに先ほど通った公園の最奥部に向かう道を爆進していた。
パパパンッ パパンッ
パシンッパシンッ
宗谷『あのトンネルに潜んでたとはな…』
亜貴『あそこ追い詰められた来園者達がまとめて変異したんでしょう。そして非感染者がいなかった為、そのまま周辺で徘徊していたと』
零『…このペースだと脱出するのギリギリになるかなぁ…』
宗谷『これ以上遅れたら間に合わんぞ』
亜貴『…封鎖に間に合わなかった場合は線路を使いましょう』
絢音「…線路を走るの?」
零『名案かもな。自衛隊も警察も道路は封鎖してても線路までは封鎖出来ねぇ。それに電車も運休にしてる』
小百合「でも線路なんか走ったら問題になるんじゃ…」
宗谷『…そんなこと言ってらんねぇくらいこの国は大きな問題に直面してるから大丈夫だ』
怜奈「…これ以上感染が広がったら、神奈川県全体が封鎖される可能性もあるのかな…」
宗谷『…“神奈川県で済めば御の字”だろ…』
絢音「…神奈川県で済まない可能性もあるの?」
亜貴『感染区域が広がれば感染者の数は膨れ上がり、封鎖線も広くなります。自衛隊と警察の限られた人員では、守れる範囲は限られています。範囲が広がればそれだけ幅は“薄く”なる。薄ければ当然破られる危険も大きくなります』
この時点で陸上自衛隊と神奈川県警、ABUが共同で横須賀市の封鎖準備を始めていた。またそれとは別に神奈川県と他都県の境にも県警・警視庁の特殊部隊と機動隊、陸上自衛隊を配置し、いつでも封鎖を出来るようにしていた。
しかし、本部との連絡手段を絶っていた夢主達がそれを知る由も無かった。
零『三浦市で抑えるのは不可能だし、神奈川県全体にまで広がったら手遅れだからな。EIDや国はどんな手使ってでも横須賀市で食い止めるとは思うけどな…』
小百合「どんな手でもって…」
亜貴『言葉通りの意味です。多くを救う為には少なからず犠牲が伴います』
絢音「…まさか…まだ残ってる人達を見殺しに?」
宗谷『…見殺しなら“まだマシ”だ…』
怜奈「…どういうこと?」
亜貴『見殺しとは言わば放置です。しかし放置をすれば感染の拡大や封鎖線崩壊のリスクが増える。ですからEIDと国は放置はせず、“非感染者諸共”駆除しに行くでしょう』
国家はウイルスなどの感染症が発生した場合、その地域を封鎖・隔離して感染が他地域に広がらぬようにする。だが、このウイルスは感染者を狂暴化させ、さらに非感染者を襲って感染を広げる。通常の感染症対策では効果は期待できない。その為、感染が爆発的に広がる前に感染者を一気に根絶やしにする必要があった。
宗谷『米国は自国内を爆撃し、ロシアに至っては自国内で核すら使った。政府は封鎖に専念するというだろうが、こっそり“完全駆除”を狙うだろうな。感染者・非感染者問わずな…』
小百合・怜奈・絢音「…」
政府やEIDの計画にヒロイン達は絶句した。
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