第1章 ~終わりの始まり~
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10月25日11:29 横須賀市佐原IC付近 コブラⅡ車内…
宗谷『料金所を出たら左折だ。少し先の大きな交差点を右折だッ』
零『あいよッ』
亜貴『!』
料金所に近づくにつれ、料金所の先でスクラップになっている事故車両が道路を塞いでるのが見えた。
亜貴『…邪魔ですね』
零『捕まってろッ』
ヴゥウウウウウンッ
零がアクセルを踏み込み、点在するスクラップ車両に向かって突っ込んでいく。そして…
ドガシャーン!! ギャドン!! バリィイン!!
次々とスクラップ車両を弾きとばいていく。
宗谷『ッ』
亜貴『…流石に車を突き飛ばしていくと車内はだいぶ揺れますねぇッ』
零『!』
キィイイイッ
スクラップ道を突破し、勢いよく県道27号線に出た。一度停車して周囲を確認する。
宗谷『…既にこの辺は“手遅れ”だったようだな…』
27号線には血だらけになりながら徘徊をする人間達がいた……それらはあるウイルスに感染した感染者=通称“ゴーレム”と呼ばれる者達。既に生命活動は終了している、いわゆる死者であるのだが、そのウイルスによって肉体のみが活動を続けている。理性は失われ、言葉を発することもできず……ただ目の前の餌=非感染者を食べるという本能にのみ従って行動する。
亜貴『生存者がいたとしても今の僕らにその余裕はありません』
零『…とりあえずゴーレムふっとばしてくぞッ』
[あぁああああ]
ヴゥウウウウウンッ
ティトゥスを視認したゴーレムが群がってくる。零はアクセルを踏み込み、一気に車を加速させる。
亜貴『ッ』
亜貴が後部座席の窓を開け、消音器を付けたドイツの銃器メーカー・H&K(ヘッケラー&コッホ)社製バトルライフル=G28 E3を手に上半身を天蓋から出す。
亜貴『…』
パシンッ パシンッ
車体に接近するゴーレムの頭部を正確な狙撃で撃ち抜いていく。
[あぁあああ]
静まり返った街に響き渡るエンジン音を聞きつけ、ゴーレムが路地からワラワラと湧いてくる。
パシンッ パシンッ パシンッ
路地から湧き出てくるゴーレムを撃ち抜いていく亜貴。狙撃の間に合わなかったゴーレムは…
ドゴン!! ズドン!! グシャッ!!
零がコブラⅡで弾き飛ばしていく。凄まじいスピードと圧倒的な狂度を誇るコブラⅡの前に次々とゴーレムは宙を舞い、地面に叩きつけられ、轢き潰されていく。
零『あの交差点か?ッ』
宗谷『あぁ。その後は道なりに進めばいいッ』
零『そんじゃ宗谷は亜貴と一緒に狙撃よろしくッ 運転は任せろッ』
宗谷『…了解ッ』
カチッ
宗谷はH&K社製の自動小銃・HK433の安全装置を外し、銃口を助手席の窓から出して銃撃を始める。
宗谷『…動く車内からの射撃はむずいな…ッ』
パパッ パパパッ パパンッ パパンッ
3人を乗せたコブラⅡは高速を爆進し、花の王国に向けて猛スピードで向かった。
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