第1章 ~終わりの始まり~
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10月25日 9:30 神奈川県横須賀市“花の王国”…
小百合「めっちゃ綺麗~!!」
絢音「…良い香り♬」
怜奈「シーズン的にも丁度良かったね。宗谷くんに感謝しなきゃ♬」
京急久里浜駅から南に歩いて20分ほどの位置にある“花の王国”。全国各地を代表する樹木や一面に広がるコスモス庭園、スポーツ施設など様々な施設を備える複合都市公園に、ヒロインの3人が訪れていた。
絢音「昼間も綺麗だけど、夕方とかも夕日に照らされて綺麗かもね♬」
小百合「確かに!! 写真映えしそう♬」
怜奈「ここでも撮影するのかな?」
コスモス・ポピー畑の中を楽しそうに歩くヒロイン達。他にも大勢の来園者が辺り一面に咲く花々を楽しんでいる。
絢音「……ん?」
絢音が何かに気付く。
小百合「…? 絢音んどうしたの?」
絢音「…あれ…」
怜奈「?」
小百合と怜奈が絢音の指さす方向を見ると…
来園者A「え…血?」
来園者B「救急車呼んだ方がよくね?」
来園者C「…大丈夫ですか…?」
3人から30~40mほど公園入口側の方向に、ふらふらと歩いてくる男がいる。その男は首から出血しており、衣服が赤く染まっていた。
小百合・怜奈・絢音「…」
今にも倒れそうな足取りでゆっくり歩いてくる男の姿にヒロイン達や来園者達は固まってしまっていた。
男[…あぁあああ]
来園者D「え」
突然その男は来園者の1人に視線を向けると、まるで獣のように噛み付いた。
ブシャァアア
来園者D「ぎゃぁあああああ!?」
噛み付かれた来園者の喉から血が噴き出す。
来園者A「きゃぁあああ!?」
来園者B「うわぁああ!?」
来園者E「きゃぁああ!!」
来園者F「逃げろ!!」
来園者達が男から離れるように公園の入り口側と奥川に分かれて逃げていく。
グシャ…ボリ…ミチ…
噛み付いた男は来園者の肉を食べている。既に噛まれた来園者はこと切れており、身動き一つしない。
小百合・怜奈・絢音「…」
あまりの突然の出来事に唖然とする3人。
[あぁあああ]
来園者「いやぁああああ!!!」
[おぉおおお]
来園者「うぉおおおお!!?」
公園の入り口・駐車場側に逃げていた来園者達がヒロイン達のいる公園側に逃げてきていた。さきほどの男のように血だらけの人間達が人々に噛み付いている。
絢音「…なに…あれ…」
怜奈「…とにかく離れようッ ここにいたら危ないからッ」
小百合「絢音ちゃんッ」
絢音「ッ」
綺麗な花が咲き誇る花畑が血で染まっていく中、3人は公園の奥側向かって走った。
[…報をお伝えし……現在、暴徒化した集団……傷害事件が三浦…各地で目撃され……同様の暴徒化が……歯止めが…]
この頃、三浦市及び横須賀市南部では人が人を食らうという事件が相次ぎ、大規模な事故と火災も各所で発生していた。
[繰り返しますッ 現在、暴徒化した集団による暴行・傷害事件が三浦半島各地で多数目撃されていますッ 襲われた被害者はいずれも同様の暴徒化が確認されており、混乱に歯止めが効かない状況になっていますッ 付近住民の皆さんは戸締りをして、決して自宅から出ることのないようお願い致しますッ]
日本史上最大最悪のパンデミック……日本崩壊へのカウントダウンが始まった。
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