第1章 ~終わりの始まり~
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
10月25日 7:50 日韓新興感染症対策機構(EID)三浦研究所…
「第8区画でも爆発ですッ」
「第2区画消火、間に合いませんッ」
「…なんだ…何が起こってる…なぜ突然管理区域全体で爆発が…ッ」
「各区画の火災が広がっています!!」
「警備班は何をしてる!!」
「第3、第4、第5区画の対応で手が回りません!!」
「隊長、このままではッ」
「本部に至急応援を要請しろ!! 非検体が漏れ出たら取り返しのつかないことになるぞ!!」
「了解!!」
8:15 東京都渋谷区・零と小百合の家…
零『…そうなると見積もりに若干上乗せんなるけど大丈夫か?』
宗谷《構わん。見やすさと便利さが最優先だ》
零『了解。じゃあ後で見積もり送るわ』
宗谷《あぁ》
在宅ワークする零が通話アプリで外務省のデスクで働いている宗谷と会話していた。
零『…あ、それと今日の呑み屋、なんか希望ある?』
宗谷《北海道の酒が置いてある店ならどこでもいい》
零『オッケ~。探してみるわ』
〈神居。そろそろ外務大臣がいらっしゃるぞ。資料は大丈夫か?〉
宗谷《! えぇ。既に会議室に用意してあります》
電話の向こうで上司と思われる男が宗谷に話しかけてきた。
〈そうか。それじゃあ、遅れるなよ?〉
宗谷《はい。すまん零。これから会議だ。明日のことは任せた》
零『おう。じゃな~』
宗谷が通話を切ったのを確認すると、零も通話を切る。PCモニターに映っていた資料を整理し、ファイルを保存して閉じる。そして次に零は、亜貴へ通話を繋げた。
……
亜貴《もしもし》
発信音が2回鳴り終わったタイミングで出た亜貴。
零『おっす』
亜貴《おはようございます》
ヘッドフォンの向こうからはキーボードを打つ音がする。国立衛生医薬品研究所に出勤している亜貴も仕事をしながら通話をしているのだろう。
零は新しいファイルを開く。
零『一昨日送った見積書の件だけど、どうだったよ』
亜貴《承認されましたよ。料金の上乗せも容認できる範囲でした》
零『お、マジ? 助かるわ♬ それじゃあこの通り進めるぜ~♬』
亜貴《えぇ》
零『あと呑み屋なんだけど、なんか希望ある?』
亜貴《僕はどこでも構いませんよ。海鮮でも肉でも》
零『オッケ。じゃあテキトーに決めとくわ』
亜貴『お願いします』
零『それじゃ、明日な~』
亜貴『では…』
亜貴が通話を切るのを確認すると零も通話を切った。
零『(…一服してから仕事するか~)』
零は机に置いてあった電子タバコを持ってベランダに出た。
.