第1章~大航海時代~
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ザァ…ザァ…
“偉大なる航路(グランドライン)”後半の海域=新世界……そこに、世界の均衡を守る三大勢力の一角・海軍の本部=“ニューマリンフォード”があった。世界政府直轄の軍事組織であり、世界唯一にして最大の公的武力機関。世界中の正義の戦力の最高峰である。最高戦力である“大将”3人を始め、腕の立つ海兵達が駐在していた。
「サカズキ元帥ッ エニシへの無差別攻撃を命じられたというのは本当ですか!?」
???「…それがどうかしたんかぁ?」
「無差別攻撃を行なえば民間人に多大な犠牲が出ることは明白です!!」
???「やるなら徹底的でなきゃいかんッ 1人でも犯罪者が逃げ出す可能性があるなら、例え一般人が巻き添えになっても皆殺しにせにゃならんのじゃッ」
その海軍本部の建物の上層階に位置する部屋にで、2人の男達が言い争っていた。椅子に座り、葉巻を吸っている赤い服を着た大柄の中年男が机を挟んで立つ男に向けて睨みつける……この男はサカズキ。海軍本部の最高司令官である元帥にして元海軍最高戦力・大将の1人。通称“赤犬”。その思想は海軍の中でも一際冷酷・過激なもので、正義を遂行する為ならいかなる犠牲も厭わない。「人間は正しくなけりゃあ生きる価値なし」と考え、たとえ民衆や海兵であっても自身が「悪」と見なすものは容赦なく抹殺する。
「しかし…ッ」
サカズキ「この話は終わりじゃあッ おどれ も海兵として自分の任務を全うせんかいッ」
エニシ国・沖合…
「全艦、砲撃射程範囲に入りましたッ」
ドーベルマン「全艦ッ 砲撃用意ッ」
島から数百mほど離れた所で停泊する海軍の艦隊……その内の1隻に、この艦隊を指揮する隻眼の将校・ドーベルマン中将が乗艦していた。
「ドーベルマン中将ッ 港より戦艦3隻が出航ッ こちらに1隻、残り2隻は左右に分かれて島の後方へ向かっていますッ」
ドーベルマン「今更反撃準備をしても遅いッ 全艦、砲撃開始ッ」
艦隊が砲撃を砲身を島に向け、砲撃を始めようとしたまさにその時…
パンパンパンッ
???「二刀流・明暮野(あけぼの)ッ」
シュフィイイインッ
港から出航してきた1隻の戦艦。そこから空気を蹴るように跳躍してくる1人の青年が、腰に差していた二振りの日本刀を振り抜く。するとそこから方円状に炎の斬撃が広がり、艦隊を上下に両断するように切り裂いた。
ジュドォオオオオオン!!!
そして、軍艦を切り裂いた斬撃が弾薬庫にあった砲弾に引火し、軍艦が一斉に大爆発を起こす。
海兵「うわぁあああ!!?」
海兵「ぎゃああああ!?」
ドーベルマン「これは…ッ」
ズドンッ ザバァアアンッ
ドーベルマン「!」
ドーベルマン中将の乗艦する船の甲板に、日本刀を両手に待った青年が着艦する。着艦の衝撃で船に凄まじい重量がかかり、船が沈み込んだ。
???「おいおい物騒だなぁまったく…」
右手に黒い日本刀・大業物“極夜(きょくや)”、左手に白い日本刀・大業物“白夜(びゃくや)”を持つ二刀流の剣士がドーベルマンに向かって歩いてくる。
ドーベルマン「…よもや貴様の方から出て来るとはな……セトウチ船団最強の剣士、“剣聖”如月零ッ」
セトウチ船団“アイヴェント号”船長 “剣聖” 如月零!!
(懸賞金:3,100,000,000ベリー)
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