情報歴史図書館攻防戦
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正化31年(2019年)10月22日PM12:30 武蔵野中央大学・中庭…
亜貴『依頼が来ました。少し大きな案件ですよ』
零『…大きな?』
ある日、夢主達3人は大学の誰もいない空き部屋の隅に座って話し込んでいた。
亜貴『野辺山宗八という人物をご存知で?』
宗谷『…野辺山財団の元会長か……小田原情報歴史図書館のドンがどうした?』
亜貴『今日の未明、亡くなりました』
宗谷『ッ!? なんだと?』
宗谷が目を見開く。
野辺山宗八……資産家で、総合商社を中心に多角的な経営をする野辺山グループの前会長であり最高顧問。小田原市にある情報歴史図書館の理事長でもあり、ひいては表現の自由を守る最大にして最後の“番人”とも言える人物だった。
零『…なんかマズいんか?』
亜貴がホッチキスで纏められた資料を零の目の前に置く。
宗谷『あそこにはメディア良化法成立時の報道資料や取材資料が眠っている。当然、法案成立時の不正や汚職の証拠もだ。メディア良化委員会や政府、警察にとっては全てを焼却しちまいたい“パンドラの箱”だ』
亜貴『近く情報歴史図書館は閉館になります。保管されてる資料は全て、野辺山氏の遺言により武蔵野第一図書館へ移管されることとなっています。輸送には関東図書隊が駆り出されるでしょう』
資料を読み終えた零が亜貴に返す。
零『ここがどんだけ重要な場所かは解った。で、俺らの仕事ってのは?』
亜貴『…今回は暗殺でも破壊でもなく、純粋な真正面からの戦闘です』
零・宗谷『!』
零と宗谷の目の色が変わる。
亜貴『資料の引き渡しに際し、メディア良化隊による大規模な妨害…攻撃行為があるでしょう。ボス曰く「書籍・出版の自由は犯してはならない普遍の権利。それを犯すものは誰であろうと、どんな手段を使っても排除する」と…』
亜貴が別の資料を2人に渡す。そこには情報歴史図書館の構造や周辺地図が載っていた。
亜貴『資料の引き渡し日は告別式の日…時間は15:00です』
宗谷『…よもや白昼堂々の戦闘とは…』
零『…今までほとんど夜に仕事してたからなw まぁ真正面からの喧嘩も嫌いじゃねぇけど』
亜貴『仰る通り、今まで僕らは夜を主戦場にしてきました。ですが、本来の僕らの十八番は昼夜を問わない“いつでもどこでも”の“路上ルール”です』
零『潜入・暗殺と違って堂々と殺れるからな。むしろありがてぇ』
宗谷『…具体的な任務と報酬は?』
亜貴『資料の持ち出し終了まで図書館及び図書隊の輸送機を死守すること。手段は問わず、良化隊を殲滅せよ…と。逆に言えば、資料さえ全て持ち出されてしまえば我々の勝ちです。成功報酬はそれぞれに1000万』
零『1000万!? 随分奮発すんじゃん』
亜貴『ただし今回の仕事では部分報酬がありません。例え資料のほとんどを守ったとしても、一部でも失われれば報酬はゼロです』
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