武蔵野第一図書館攻防戦
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東館廊下…
「「…」」
無人となった館内を忍ぶように歩く良化隊員。本棚の中を歩く2人のそばに立つ、一つの影。
???「…」
「「…」」
足音もなく隊員達のすぐ後方を歩くその人物は、隊員達の歩行速度と呼吸に合わせることで完全に気配を消していた。
「…?」
不意に、図書館の上空を飛ぶヘリから照らされたライトで3人が照らされる。その一瞬、隊員達の目には自分たちの後ろに立つ人影が足元に映ったのを見逃さなかった。
「「!?」」
素早く振り向き、銃を構える。しかしそこには誰もいなかった。しかし間違いなく今人影は3つあった。
「「ッ~~」」
正体不明の敵を相手にするよりも任務を達成することを選択した隊員達はすぐにその場を離れようと、再び今まで進んでいた進行方向に歩き出す。
???「索敵がなってませんねぇ…」
「「!」」
今度はハッキリと後方から声が聞こえる。隊員達は再び振り返り、銃を構える。
???「ここは図書館です。暴れるのはおやめください」
そこに立っていたのは、口元を布で隠した長身の男だった。
カランカラン…
その男が手にしていた何かを放り投げる。次の瞬間、放られたものが強烈な光を発し、凄まじい破裂音を炸裂させた。
「「ッ~~~」」
突然視力と聴力を奪われた良化隊員は身動きが取れなくなる。
???「仕事は無駄な労力を使わず、最短で終わらせるのがプロというものです」
ダン!! ダン!!
フェイスマスクの男……亜貴は動けない良化隊員の首元に順番に拳銃の銃口を差し込んで着実に始末する。
タタタタタタタ…
亜貴#『…?』
どこからか、誰かがかけてくる足音が聞えた。
亜貴『…』
ホールの中は反響が強く音の方向を正確に見極めるのは難しかった。それでも亜貴は良化隊員の死体を物陰に隠し、再び物陰に姿を隠す。
???「ッ~~」
ダダダダダダダッ
少しして、黒く長い髪に図書館職員の女性が走り抜ける。
亜貴『(…あの制服は…図書館職員? 避難しているハズでは…)』
それから1分も経たぬ内に館内放送が流れた。
〔業務部より緊急伝達ッ 敵の狙いは西館、第四会議室!! 繰り返すッ 敵の狙いは西館、第四会議室!!〕
零・宗谷・亜貴『!』
第四会議室……先ほど宗谷が良化隊員2名を始末した場所だった。
零《第四会議室?》
宗谷《…やはりな…》
亜貴《おや、何か思い当たるフシでも?》
宗谷《さっき見てきたが、第四会議室では“検閲の歴史”っつうイベントの準備が進んでる。恐らくそこに並んでた書籍を奪いに来たんだろう》
亜貴《……ほほう? 確かにそれは良化特務機関にとっては“面白くありません”ねぇ…》
零《つうことは正面の攻撃は陽動か? 頭悪ぃ癖に頭使ってんじゃん》
亜貴《すぐに第四会議室に向かいますよ》
宗谷《獲物探しに行かずに、あそこに留まってりゃよかった…》
零《当たり引いてたんだなw》
3人は途中遭遇した良化隊員を始末しながら、西館にある第四会議室に向かった。
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