設定語り部屋

人魚姫 ~私は幸せだった。貴方と出会えただけで~【童話シリーズ】

2020/10/27 20:20
設定語り部屋
こちらの童話シリーズは「リトルマーメイド」を参考にして描いた一枚です。
中央の人魚は泡となって消えて行く最中。下より 海の魔女に出会い取引をし、足を手に入れた彼女は、あの時出会った彼と再び再会する…
ってテーマでして、背景は全て思い出なんですね~ 正直世界観は最初から概ね決まってましたが、雰囲気とかによく参考にしてました

 ――以下軽い設定――

深い海の底で暮らす日々。興味本位で向かった海の上で見かけたのは新緑の瞳が綺麗な王子様 
嗚呼なんて綺麗なお方なんでしょう  私は海。貴方は陸。住む世界は違うけれど、一回でも良いから貴方と話してみたい…

『望むのならば3日間だけ人間にしてあげましょう』
足を貰う代償に払ったのは自慢の声。そして王子様から真実の愛を得られないと潰える命
それでも構わない 海にもう未練はないから…

「話せないんだね君…あぁ、でも調子が良くなるまでここで過ごしてくれて構わないよ」
夢にまで見た彼との夢の様な時間はあっという間に過ぎ去り、期限の夕刻が迫る時  彼女はそっと城を抜けだして海を訪れていた

「本当は自分の声で、貴女の事が好きだったと伝えたかった…」

次第に足が元に戻る最中。彼女は海へと身を捧げる

―――
人魚姫ーシルードゥ
王子ー刹羅
魔女―ツヅラ

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