設定語り部屋

シンデレラ ~時の鐘が告げる魔法の終わり~【童話シリーズ】

2020/11/02 09:10
設定語り部屋
シンデレラって馴染み無かったので結構苦戦しましたねー…各々の姫役の子はイメージカラ―を重視したドレスを身につけて貰ってるんですね~ (王子も色合わせたから大変だった…)

大抵は物語のワンシーンを描いてみておりますが、登場人物は出したい方多かったのでギュッと詰め込んだ感じになりましたね
姉×2のフルに着飾った全力具合大好きです(笑)

――以下軽い設定――

舞踏会のお知らせが城より届き、街中が…主に乙女たちが色めき立っていた。 それはここの屋敷でも例外ではなく
「お姉さま見て見て!王子様からの招待状ですって!!」
「えぇ!見染められたら結婚だってあり得るわよ!!」
『あらあらこの招待状…あの子の分まで来ているわね』

ふと屋敷を掃除させている彼女へも招待状が届いているのに継母が気が付くが、留守番で良いだろうと伝えず舞踏会の日に向けて娘たちと準備をした

そして迎える舞踏会の日。
「ちゃんと帰ってくるまでに掃除しといてよ」
「はい」
「ちょっと!イヤリングどこー?」
「ドレッサーの2段目です」
大騒ぎしながらようやく三人が舞踏会へと向かい、一人残され静寂の中ようやく一息つく

「はぁ…疲れた……」
舞踏会には憧れはあったが自分には向かないだろう。縁も無いし。と諦めて再び掃除を開始した
しばらくして庭が騒がしくなり、慌てて向かうと見知らぬ女性が立っていた。
『あぁ!やっと見つけたわ!さぁさぁシンデレラ。今宵の主役!早く舞踏会へいらっしゃい』
「……すいません人違いです。急いでるので…」
何事も無かったように逃げ出そうとしたが、魔法で強制的に着替えさせられてしまう
『時間は限られてるから、さっさといってらっしゃい!』

強制的に連れて来られた城。絢爛豪華なその佇まいや色めき立つ周囲にどうすればいいのか分からず隅っこで隠れていると、同じ様に隠れている王子に出会った
 何気なく話し合ううちに気が合い一曲踊ったのも束の間。鐘が一時の魔法の終わりを告げる…

慌てて帰る時に落とした硝子の靴。それを手がかりに王子はあの子を探すことに…

――――
シンデレラ―サン
魔女―シルドラ
継母―ナデシコ
姉1―スイレン
姉2―御幻
王子ーグレア

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