あとがき

最後にエピローグ

こちらはマチルダの転生後の話です。
実は一番最初から主人公はその後。エクという少年としてもう一度新しい人生を歩む。と決めていたんですね~
第四章辺りまで全く意識しておりませんでしたが、ずっと昔に書いた剣姫つるぎひめの話に繋がりそうな感じになっていたのは本当に偶然でしたわ…
(配役とか全く意識してなかったです)

本編の終了時にマチルダが少し眠ろうと目を閉じた後に、エクに切り替わり彼が起きたのは、前世の追体験が終了した。という感じですね
でも深層心理ではマチルダの意識が残っているので、記憶も鮮明でしたしサンの姿を見た途端に感情が揺らいだのですね。
そしてシェリルは、本編ではサンの大事にしているぬいぐるみでしたが…

間接的に彼女に関わるモノを見て限界だったので、思わず記憶に引っ張られて涙が出たりもしましたが。そこから先は彼の意識も静まったので追体験の記憶が途切れてしまったのですね。

こっちは未来版の答え合わせって感じに書いていました。


エピローグ(裏)は上記のエピローグとは逆に、本編のその後どうなったか…という補足も兼ねたこちらも答え合わせですね。

ナイトに四季族を献上した理由はさておき、彼女があの時『少し森へ催眠が掛かるようにされている』と言ったときに少し遠巻きだったり、刹羅の身体に関してだけはカナメには唯一触れさせようとしなかったのはこれが理由というわけでした

刹羅は裏切ったのではなく、元々魅禄の方が長にふさわしいと思っていたので、水晶への忠誠心は皆無ですし彼女が長として戻れるようにと裏で画策し続けていました。というね
彼に関しては既に闇堕ちしているところは書いたことがございましたので、すんなり書けましたが…初期設定では彼…もっと真っ白だったはずなんですよ…

――――
以下、ミクリアの設定です。彼単体で書くかは分からないのでここに残しておきます。

ミクリアは以前に思いついていた物語の主人公なって貰う予定でした。

そのまま「ミクリア=エイヴィンの笑顔の葬儀屋」って題名で(結局ボツにしましたが…)
まぁ…ざっくり言いますと、ミクリア(妻子持ち)が一攫千金狙ってあるとき大きな都市に来たけれど、結局失敗して路頭に迷ってた。
空腹でどうしよう。ってなっているときに、ちょっと魔が差して忍び込んだ家にあったリンゴを食べたけど、そこが実は魔女の家だった

魔女は人の魂をコレクションにするのが趣味で、葬儀屋を営むことで合理的に魂を手に入れていた

ミクリアの罪を赦す代わりに、自分の手足となって働く契約を結ばせて彼を不老にしました。
○○人の魂を集めれば解放される的な契約で、ミクリアは魔女の代わりに葬儀屋を営んでいたけれど、それが本人も忘れるぐらいの月日だったと
それであるとき依頼を受けた一人の老婆の元に行くと、その人が実は自分の妻だった人で再婚もせず自分の帰りを一人で待ってくれていた
家の状況を見る限り娘も3~4歳で亡くなっているのを知って…

的な設定です。
なので、ミクリアが定期的に「心の幼女」って言っているのは自分の娘がここに居るのを想定しながらの会話でして、娘はきっとこういうのが隙じゃ無いかな?って感じにわざと店の中をファンシーに飾っているんですね。
マチルダが泊まった部屋に関しても、亡き娘が過ごしている想定で作られた空間なので、全くの生活感が無いんです。 でもマチルダを通してあげたのは、彼の事も特別に見ているが故です


では、長くなりましたがここまで拝読下さいまして誠にありがとうございました。
またいつか、次の作品にてお会い致しましょう!
2/2ページ