― An EvilPurify ― 咲いて散るは薔薇の舞
Blue Rose側のチームへ戻ったと同時にコクレイがタックルをするかの様な勢いで駆け寄った
「デルタ支部長~っ!!お疲れ様ッス!大丈夫でしたか?俺もう心配で心配で…」
「心配のあまり何度か乱入しそうになるぐらいにね~」
「えっへへへ…///」
やんわりとジークにしてきされてしまい、照れくさそうに頭を掻く
「でも大丈夫ッスか?特にお腹とか痛そうでしたッスけど……」
「ううん、心配しなくってもこのぐらい平気よ。それより次はコクレイ頑張ってね」
心配そうに表情を曇らせていたが、大丈夫。とやや大げさな位にガッツポーズをして大丈夫をアピールすると、安心した様に表情がパッと明るくなり三人に向けて敬礼をしてから壇上へと駆け上がった。
Rainbow Rose側のチームへ戻ったリオンは帰宅と同時に疲れた様子で大きなため息を吐く
『お疲れ様でしたレト先輩。先輩として流石ですねぇ』
「うるさい。さっさと二回戦言ってこい」
「はいはい!そうやって毎回毎回ケンカしない!そしてイザヨイもさっさと行ってきなさい!!」
『お断りしたい所ですが…今回ばかりは仕方ありませんねぇ』
嫌味に満ちた彼の言葉にいつもの調子で苛立ちながら返すと、再びシルドラが間に割って入りやや嫌がるイザヨイの背中を押して強制的にリングへ上らせる
「ってな訳で二回戦!まずはBlue Rose!拾ってくれた姫の為!特攻だけなら誰にも負けない 女子力皆無な剛腕クラッシャー! コクレイ=ラングドリーヌ!Rainbow Rose!白姫こそ我がジャスティス!崇拝溺愛拘束は全て愛故です。色欲の白蛇!イザヨイ=ミコト!ってな訳で今回の解説にはフールに来て貰いましたよー」
「よろしくー。…いやいや、我一応医者だから医務室に戻りたいんだが…」
「そんなに重傷者は今回居ないし良いではないか。ってか他に共通の接点ありそうな奴居ないし…イザヨイ友達少ないもん…」
「それはー…まぁ確かにそうなんだけど…」
『聞こえていますよフール(怒)』
つい納得してしまった彼を静かに睨み付ける。
「くっ…事実を言われて逆切れしおってからに…!!と言う訳で試合開始!」
試合が開始され、即座にイザヨイは首筋に巻かれていた首の包帯を外した。 ガーゼで簡易的に巻かれただけだったそこは未だに血が滲んでおり、カインから受けた銃弾の傷が生々しく残っていた
「あれ?随分まだ出血してるみたいだけど…職務放棄?手抜き?」
「∑失敬な!どれも違うぞ;治療では絶対手は抜かないってのに……あの後医務室に来たのは良かったんだが、おそらく次の試合もあるし能力は血が無いと使えないから出来るだけ新鮮な方じゃないと上手く発動しないから軽い止血程度で済ませて欲しい。となってな 一応は薬塗ってガーゼで保護しておいてやったが……長期戦は危険かもしれんな」
フールの心配を他所にイザヨイは躊躇いなく首筋から流れる血液を手に取って杖の結晶へ滴らせる。その血に呼応するようにして結晶は淡く光り出す
「それがアンタの能力っすか」
『えぇそうですよ。全く厄介な能力ですし…早い目に決めさせて頂きますよ』
杖を地面に突き立て、呪文を唱え始めるとコクレイの足元に魔法陣が現れた。
「デルタ支部長~っ!!お疲れ様ッス!大丈夫でしたか?俺もう心配で心配で…」
「心配のあまり何度か乱入しそうになるぐらいにね~」
「えっへへへ…///」
やんわりとジークにしてきされてしまい、照れくさそうに頭を掻く
「でも大丈夫ッスか?特にお腹とか痛そうでしたッスけど……」
「ううん、心配しなくってもこのぐらい平気よ。それより次はコクレイ頑張ってね」
心配そうに表情を曇らせていたが、大丈夫。とやや大げさな位にガッツポーズをして大丈夫をアピールすると、安心した様に表情がパッと明るくなり三人に向けて敬礼をしてから壇上へと駆け上がった。
Rainbow Rose側のチームへ戻ったリオンは帰宅と同時に疲れた様子で大きなため息を吐く
『お疲れ様でしたレト先輩。先輩として流石ですねぇ』
「うるさい。さっさと二回戦言ってこい」
「はいはい!そうやって毎回毎回ケンカしない!そしてイザヨイもさっさと行ってきなさい!!」
『お断りしたい所ですが…今回ばかりは仕方ありませんねぇ』
嫌味に満ちた彼の言葉にいつもの調子で苛立ちながら返すと、再びシルドラが間に割って入りやや嫌がるイザヨイの背中を押して強制的にリングへ上らせる
「ってな訳で二回戦!まずはBlue Rose!拾ってくれた姫の為!特攻だけなら誰にも負けない 女子力皆無な剛腕クラッシャー! コクレイ=ラングドリーヌ!Rainbow Rose!白姫こそ我がジャスティス!崇拝溺愛拘束は全て愛故です。色欲の白蛇!イザヨイ=ミコト!ってな訳で今回の解説にはフールに来て貰いましたよー」
「よろしくー。…いやいや、我一応医者だから医務室に戻りたいんだが…」
「そんなに重傷者は今回居ないし良いではないか。ってか他に共通の接点ありそうな奴居ないし…イザヨイ友達少ないもん…」
「それはー…まぁ確かにそうなんだけど…」
『聞こえていますよフール(怒)』
つい納得してしまった彼を静かに睨み付ける。
「くっ…事実を言われて逆切れしおってからに…!!と言う訳で試合開始!」
試合が開始され、即座にイザヨイは首筋に巻かれていた首の包帯を外した。 ガーゼで簡易的に巻かれただけだったそこは未だに血が滲んでおり、カインから受けた銃弾の傷が生々しく残っていた
「あれ?随分まだ出血してるみたいだけど…職務放棄?手抜き?」
「∑失敬な!どれも違うぞ;治療では絶対手は抜かないってのに……あの後医務室に来たのは良かったんだが、おそらく次の試合もあるし能力は血が無いと使えないから出来るだけ新鮮な方じゃないと上手く発動しないから軽い止血程度で済ませて欲しい。となってな 一応は薬塗ってガーゼで保護しておいてやったが……長期戦は危険かもしれんな」
フールの心配を他所にイザヨイは躊躇いなく首筋から流れる血液を手に取って杖の結晶へ滴らせる。その血に呼応するようにして結晶は淡く光り出す
「それがアンタの能力っすか」
『えぇそうですよ。全く厄介な能力ですし…早い目に決めさせて頂きますよ』
杖を地面に突き立て、呪文を唱え始めるとコクレイの足元に魔法陣が現れた。