― An EvilPurify ― 咲いて散るは薔薇の舞
「放しやがれ!てめぇっ!!このっ!!」
「この状態でもまだ抵抗するのか…立場が分かっていないバカ。と言うべきか若いと言うか…」
じたばたと抵抗を見せるセドを呆れ顔で見下ろしながら動けずにいるフォルカスへ声を掛けた
「どうするんだ?主の敵を討ちたいと思うのならば相手をするが」
その問い掛けに対しため息交じりに笑いながら
「愚問ですよ」
そう返すと同時に彼は持っていた大鎌を適当に場外へと放り投げた。 彼のその行動により勝敗が決した
「ふっ…賢い奴だ…。おい作者、さっさと勝利宣言をしろ」
「え、待って早くない?今向こうで狸狐神社の系列で屋台があって…」
「勝敗は見ての通りだ。屋台なら後で行って構わぬ」
「ならばよし!ってな訳で勝者は!昼は武器商!夜は酒場のマスター!魔物と酔っ払いには容赦しない絶対零度の女主人 ヴァレンチノ=レト!主人の手足となりて逆らうものは全て狩り尽くす!純白の猟犬 ヴァラファール=オルロジェ!おめでとぅ~!じゃあな!私は狸狐焼き買ってくる!」
リング上で勝利宣言を急ぎ足で行った作者はそのままの勢いで先ほどの場所へと向かって行ってしまった為。そうでならとここで一旦休憩が挟まれる事となり、周囲に開かれていた屋台には様々な人が集まった。 並んでいる人々は口々にどのチームが優勝するか、誰を応援するか等の感想を話す声が多く聞こえていた
何事も無かったかのように颯爽とリングから降りるヴァレンチノ達を見送ってから、フォルカスはその場に座り込んでいたセドへと歩み寄った。
「帰りましょーか、支部長」
「うっせぇ!!ってかなんでお前はあの時試合放棄なんかしやがったんだ!!」
「解りきった状況で無駄に足掻いたってしゃあないだろ?お互い、怪我してねぇんだし」
「ふんっ!!」
(拗ねた…)「ほらさっさと立てよ。ついでだし屋台巡りでもするぞ」
ふてくされた様子でようやく立ち上がったセドの腕を引っ張りながらリングを降りて大鎌を回収し、適当な屋台のほうへと向かっていった。
「この状態でもまだ抵抗するのか…立場が分かっていないバカ。と言うべきか若いと言うか…」
じたばたと抵抗を見せるセドを呆れ顔で見下ろしながら動けずにいるフォルカスへ声を掛けた
「どうするんだ?主の敵を討ちたいと思うのならば相手をするが」
その問い掛けに対しため息交じりに笑いながら
「愚問ですよ」
そう返すと同時に彼は持っていた大鎌を適当に場外へと放り投げた。 彼のその行動により勝敗が決した
「ふっ…賢い奴だ…。おい作者、さっさと勝利宣言をしろ」
「え、待って早くない?今向こうで狸狐神社の系列で屋台があって…」
「勝敗は見ての通りだ。屋台なら後で行って構わぬ」
「ならばよし!ってな訳で勝者は!昼は武器商!夜は酒場のマスター!魔物と酔っ払いには容赦しない絶対零度の女主人 ヴァレンチノ=レト!主人の手足となりて逆らうものは全て狩り尽くす!純白の猟犬 ヴァラファール=オルロジェ!おめでとぅ~!じゃあな!私は狸狐焼き買ってくる!」
リング上で勝利宣言を急ぎ足で行った作者はそのままの勢いで先ほどの場所へと向かって行ってしまった為。そうでならとここで一旦休憩が挟まれる事となり、周囲に開かれていた屋台には様々な人が集まった。 並んでいる人々は口々にどのチームが優勝するか、誰を応援するか等の感想を話す声が多く聞こえていた
何事も無かったかのように颯爽とリングから降りるヴァレンチノ達を見送ってから、フォルカスはその場に座り込んでいたセドへと歩み寄った。
「帰りましょーか、支部長」
「うっせぇ!!ってかなんでお前はあの時試合放棄なんかしやがったんだ!!」
「解りきった状況で無駄に足掻いたってしゃあないだろ?お互い、怪我してねぇんだし」
「ふんっ!!」
(拗ねた…)「ほらさっさと立てよ。ついでだし屋台巡りでもするぞ」
ふてくされた様子でようやく立ち上がったセドの腕を引っ張りながらリングを降りて大鎌を回収し、適当な屋台のほうへと向かっていった。