― An EvilPurify ― 咲いて散るは薔薇の舞
全員が到着した所でグレアが一旦リングから降り、チームメンバーである二人の元へ向かった
『ところでサースリスト様…第一試合なのですが一体どちら様が……』
「あ?そりゃあお前だろ。俺とフォルカスで大将と副大将だし」
『で、ですが私は審判ですし……それに非戦闘員なんですが…』
自分がリング上に立つのはどう考えても無理だ。と必死に首を横に振って説得を試みるものの、さっさと行けと言わんばかりに腰に挿していた刀の鞘部分で彼の胴部分を押してリング上へと向かわせ、一応にと自分が持っていた刀も彼へ手渡した。
それと同時に、反対側からはカインがリング上に上がった
二人がリング上に集まったものの、肝心の審判が居ない為。自分が行うべきかな?とグレアがマイクを手に取った時だった。突然二人の頭上の空間が歪み、魔法陣の様な文字が現れると同時にその中から青白い蝶と共に赤いショートブーツに真っ白なローブ。そして赤いネクタイと茶色の髪に赤いベレー帽を被った20㎝ほどの身長をした生物。「黄昏哀愁」が現れた
「登場したくてもやっぱりアレかな?と思って実は一回も登場出来なかったジレンマを乗り越え!今日私はやって来た!!作者の黄昏哀愁です!!」
「∑何か出てきたぁああっ?!!」
『!??』
突然の出来事に皆がその場で言葉を失ったまま固まっていると、グレアが持っていたマイクを取り上げて試合開始を宣言した。
「さーて!ここからは白い兄ちゃんに代わって、この私が審判をさせてもらう!! まずWhite Rose!「イケメンとお金は私のもの!家庭のお財布は私が握る。戦う守銭奴!カイン=メリアル!」そしてRed Rose!「マスクで隠れた瞳は何を写す?!虚空のマリオネット!グレア=シャトー!」
「∑だ、誰が“戦う守銭奴”よ!!ってか何なの今の紹介っ!」
『虚空のマリオネット……』
「いや~何かこう…リングネーム的な?(笑)折角のお祭りだし盛り上げて行こうかな~?って(笑)」
「ちょっとシャトーさん手伝って。今ならまだ間に合うかもしれないからさっきの空間の中にコレ返しましょう」
悪びれた様子もなく普通に言い切った作者をもう一度頭上にあった空間に戻そうとしたが、再び上を向く頃には消え去って居た為。代わりにリング外へと放り投げられた
「ったくもう…アンタはそこで大人しく審判してなさい」
「くっ…作者を雑く扱うと後が怖いぞ…うぬぬ…始め!」
ややよろめきながら立ち上がった作者の開始宣言により、(ようやく)試合が開始された。
即座に銃を構えるカインに対し、慌ててセドから渡されてしまった刀を構えようとするが、そのたどたどしい仕草に思わず銃を下ろし言いたい事を堪えながらジュウザの方へそっと視線を向ける。
「遠慮する事は無いわメリアル。相手はド素人…そうねぇ…貴女が今ここで勝利すれば……契約金の半分を約束してあげるわ」
鉄線をパチンッ。と閉じ、懐から一枚の紙切れを取り出すとそれを見たカインの眼の色が一瞬で変わった。
『ところでサースリスト様…第一試合なのですが一体どちら様が……』
「あ?そりゃあお前だろ。俺とフォルカスで大将と副大将だし」
『で、ですが私は審判ですし……それに非戦闘員なんですが…』
自分がリング上に立つのはどう考えても無理だ。と必死に首を横に振って説得を試みるものの、さっさと行けと言わんばかりに腰に挿していた刀の鞘部分で彼の胴部分を押してリング上へと向かわせ、一応にと自分が持っていた刀も彼へ手渡した。
それと同時に、反対側からはカインがリング上に上がった
二人がリング上に集まったものの、肝心の審判が居ない為。自分が行うべきかな?とグレアがマイクを手に取った時だった。突然二人の頭上の空間が歪み、魔法陣の様な文字が現れると同時にその中から青白い蝶と共に赤いショートブーツに真っ白なローブ。そして赤いネクタイと茶色の髪に赤いベレー帽を被った20㎝ほどの身長をした生物。「黄昏哀愁」が現れた
「登場したくてもやっぱりアレかな?と思って実は一回も登場出来なかったジレンマを乗り越え!今日私はやって来た!!作者の黄昏哀愁です!!」
「∑何か出てきたぁああっ?!!」
『!??』
突然の出来事に皆がその場で言葉を失ったまま固まっていると、グレアが持っていたマイクを取り上げて試合開始を宣言した。
「さーて!ここからは白い兄ちゃんに代わって、この私が審判をさせてもらう!! まずWhite Rose!「イケメンとお金は私のもの!家庭のお財布は私が握る。戦う守銭奴!カイン=メリアル!」そしてRed Rose!「マスクで隠れた瞳は何を写す?!虚空のマリオネット!グレア=シャトー!」
「∑だ、誰が“戦う守銭奴”よ!!ってか何なの今の紹介っ!」
『虚空のマリオネット……』
「いや~何かこう…リングネーム的な?(笑)折角のお祭りだし盛り上げて行こうかな~?って(笑)」
「ちょっとシャトーさん手伝って。今ならまだ間に合うかもしれないからさっきの空間の中にコレ返しましょう」
悪びれた様子もなく普通に言い切った作者をもう一度頭上にあった空間に戻そうとしたが、再び上を向く頃には消え去って居た為。代わりにリング外へと放り投げられた
「ったくもう…アンタはそこで大人しく審判してなさい」
「くっ…作者を雑く扱うと後が怖いぞ…うぬぬ…始め!」
ややよろめきながら立ち上がった作者の開始宣言により、(ようやく)試合が開始された。
即座に銃を構えるカインに対し、慌ててセドから渡されてしまった刀を構えようとするが、そのたどたどしい仕草に思わず銃を下ろし言いたい事を堪えながらジュウザの方へそっと視線を向ける。
「遠慮する事は無いわメリアル。相手はド素人…そうねぇ…貴女が今ここで勝利すれば……契約金の半分を約束してあげるわ」
鉄線をパチンッ。と閉じ、懐から一枚の紙切れを取り出すとそれを見たカインの眼の色が一瞬で変わった。