― An EvilPurify ― 咲いて散るは薔薇の舞
全員が到着したことを確認し、グレアは一礼の後に持っていた抽選箱をまずシルドラへ差し出した
『では、今から対戦相手の抽選を行います。こちらの中に紙がありますので一つづつお取りください』
「さてさて…これで良いかしら?じゃあ…私が優勝したらながーいお休みでも頂きたいわね」
抽選箱から折り畳まれた紙を取り出し、ついでにと優勝賞品に関しての願望を口にした。それに合わせる様にして次にくじを引いたヒガンも商品の願望として
「オレ様はー…そうだな。街の(物理的)清掃活動を行いてぇな」
「じゃあ私は…お爺様。アーネスト様の地位を頂きたいですわ。うっふふふ」
くじを引いたついでにアーネストに向けてそう宣言すると、ボックス席から見下ろしていたアーネストは不敵に笑んだ
そんな様子も一切気に掛けない様子でセドは頭の中で今さっき思い付いた事を口にした
「じゃあ俺は新しい刀買う資金だな。後支部の改装したいからその資金も」
「私利私欲街道まっしぐらですねーww」
小声で小馬鹿にするようにして言われ、イライラしていたがここでキレる訳には行かない。とぐっと堪えた
「じゃあ俺は…総本部支部の研究内容が知りたいな包み隠さず全て…な」
「わ、私は…えっとその…お着替えできる別邸が欲しいです…」
唯一普通な願望を口にしたな。とその場に集う支部長組はそう思っていたが内容を知っているコクレイは嬉しそうに小さくガッツポーズをし、イザヨイは軽く身を震わせていた。
全員がくじを引き終り、一斉に開票をして各々が紙に描かれていた数字を読み上げると、少しの時間後にボックス席の下にある巨大モニターに対戦相手の組み合わせが発表された
第一回戦【Rainbow Rose―Black Rose】
第二回戦【White Rose―Red Rose】
第三回戦【Blue Rose―Green Rose】
「私の虹は…ちょっと。一回戦から?」
「うっふふふ。お手柔らかにね?セド」
「ひ…ヒガン支部長…どどどうしましょう;勝てる気がしないです」
「いちいちビビんな!!落ち着きやがれ」
「緑…」
初戦最後のくじを引いたらしいクロアは対戦相手となったGrenn Rose。エトワルの方へ視線を向けた。 彼自身は気付いていないらしく適当にモニターを見上げていた後は興味が無さそうに軽いあくびをしていた
この相手にだけは負けられないな…と手を強く握り占めていると背後に居たコクレイが肩に軽く手を置いた
「ある意味好都合っすね!この前のお礼を込めて絶対勝ってやるっすよ!!」
「ええ、そうね!」
お互いに顔を見合わせながら、うん。と頷きあいながら意思を固めていると中央に居たグレアが声を上げた。
『それでは今から第一回戦を開始致します。二回戦、三回戦の方々は一度控室へお戻りください』
彼の言葉にシルドラとヒガン以外のチームは各々自分たちが入場してきた場所へと戻って行った。
『では、今から対戦相手の抽選を行います。こちらの中に紙がありますので一つづつお取りください』
「さてさて…これで良いかしら?じゃあ…私が優勝したらながーいお休みでも頂きたいわね」
抽選箱から折り畳まれた紙を取り出し、ついでにと優勝賞品に関しての願望を口にした。それに合わせる様にして次にくじを引いたヒガンも商品の願望として
「オレ様はー…そうだな。街の(物理的)清掃活動を行いてぇな」
「じゃあ私は…お爺様。アーネスト様の地位を頂きたいですわ。うっふふふ」
くじを引いたついでにアーネストに向けてそう宣言すると、ボックス席から見下ろしていたアーネストは不敵に笑んだ
そんな様子も一切気に掛けない様子でセドは頭の中で今さっき思い付いた事を口にした
「じゃあ俺は新しい刀買う資金だな。後支部の改装したいからその資金も」
「私利私欲街道まっしぐらですねーww」
小声で小馬鹿にするようにして言われ、イライラしていたがここでキレる訳には行かない。とぐっと堪えた
「じゃあ俺は…総本部支部の研究内容が知りたいな包み隠さず全て…な」
「わ、私は…えっとその…お着替えできる別邸が欲しいです…」
唯一普通な願望を口にしたな。とその場に集う支部長組はそう思っていたが内容を知っているコクレイは嬉しそうに小さくガッツポーズをし、イザヨイは軽く身を震わせていた。
全員がくじを引き終り、一斉に開票をして各々が紙に描かれていた数字を読み上げると、少しの時間後にボックス席の下にある巨大モニターに対戦相手の組み合わせが発表された
第一回戦【Rainbow Rose―Black Rose】
第二回戦【White Rose―Red Rose】
第三回戦【Blue Rose―Green Rose】
「私の虹は…ちょっと。一回戦から?」
「うっふふふ。お手柔らかにね?セド」
「ひ…ヒガン支部長…どどどうしましょう;勝てる気がしないです」
「いちいちビビんな!!落ち着きやがれ」
「緑…」
初戦最後のくじを引いたらしいクロアは対戦相手となったGrenn Rose。エトワルの方へ視線を向けた。 彼自身は気付いていないらしく適当にモニターを見上げていた後は興味が無さそうに軽いあくびをしていた
この相手にだけは負けられないな…と手を強く握り占めていると背後に居たコクレイが肩に軽く手を置いた
「ある意味好都合っすね!この前のお礼を込めて絶対勝ってやるっすよ!!」
「ええ、そうね!」
お互いに顔を見合わせながら、うん。と頷きあいながら意思を固めていると中央に居たグレアが声を上げた。
『それでは今から第一回戦を開始致します。二回戦、三回戦の方々は一度控室へお戻りください』
彼の言葉にシルドラとヒガン以外のチームは各々自分たちが入場してきた場所へと戻って行った。