夢より現れしは紅き退魔の剣
突然現れたリースの姿に、悪い意味で顔を覚えていたエクは指を指しながら声を上げた
「あーっ!!お、お前…あの時一緒にいたっ!」
「?エクの知ってるー…人??」
「知ってるって言うか…何って言うか…その…うーん」
礼拝堂であった出来事を彼らに説明する訳には行かないが、一応顔を知っている分。何と説明すれば良いのか唸る様に悩んでいると、リースの方から話しかけた
『や~おっひさしぶりやな!エク君~!どうやら元気そうやな。うんよかったよかった ああ、剣姫ちゃんも』
「あ、え…えっと…;」
「な、何しに来ましたの?!リース!!」
「私達を助けるつもりなら絶対に必要ありませんわよっ!!」
『助け?あっはははは!!可笑しい事言うなぁ?そんなん俺がするわけないやろ? えーっと?アンタらがこのエク君の保護者…って訳か。悪かったなー俺らの所の者が迷惑掛けたみたいで』
そう言って深々と謝罪の意を込めてお辞儀をし、両肩に乗せていた使い魔に命じて、手錠の様に姿を変えた彼女たちによってお花たちの両腕を後ろ手に拘束させ、それを終えてから三人の元を握手もしながらそ挨拶に回った
『いやー…まさか人がコレを倒すなんてホンマにすごい事やけど…何処も怪我なかった?何かあるなら今言ってな?俺はリース。よろしゅうに~』
「あ、ああ…どうも…」
「僕はシーラです~よろしく」
「ひゃわ♪私シェリルですー!」
「っ!?」(咄嗟に避ける)
『あらら、アカンか~』
彼のマイペース過ぎるテンションにシーラとシェリル以外の一同がどう反応したらいいのか。と迷っていたが、ふと思い出したようにサンが小さく呟いた
「容姿……リークに似てる?…耳とか髪型とかピアスとか…」
その呟きに彼は過剰な程に反応し、サンの元へと即座に駆け寄り顔を近づけた
「おっとお嬢さん!今言ってくれた事もうちょっと教えてくれへんかな?!リークの事知っとるんか??」(顔アップ)
「Σちっ近いっ!!寄るなっ!!」(ビビる)
「理由は解らないけど落ち着け!特にリースさん!」(二人の距離を空ける)
「リー君はですね~このお城で一緒に暮らしている子なんですよ~明るくて人懐っこい子ですけど…リースさん本当によく似てますよね?」
『そっか~…楽しんでるんやな。良い人らにも出会えたみたいで……ああ、そりゃ似てるのは当たり前や。何たってリークは、俺の実の弟やからな』
うんうんと頷くように呟き、安心した様子で深く被っている黒い耳付き帽子に手を置いてから、シーラの疑問に対し当たり前。と言った様子でさっと返すと、今までその事を知らされていなかった彼らはポカン。と口を開き、口々に言い始めた。
「リー君に兄弟がいたなんて…結構長い付き合いだけどそんな事一切言ってなかったぞ?…リー君なら秘密にするはずないし…」
「だからこんなに似てるんだ…」
「ほんとだ~匂いとかもよく似てるねー」
「え?じゃあ…リー君もでっかくなったらこんな…口調に??」
『俺の場合は元々やー』
(水晶なら知ってると思うんだけど…一切教えてくれなかったし…)
「もし大丈夫ならリー君の事って聞いてもいいですか~?」
一同が驚いて動揺を隠せない中。普段通りのペースを崩さないままシーラが問い掛けるとあっさりと彼は承諾してくれた。
「あーっ!!お、お前…あの時一緒にいたっ!」
「?エクの知ってるー…人??」
「知ってるって言うか…何って言うか…その…うーん」
礼拝堂であった出来事を彼らに説明する訳には行かないが、一応顔を知っている分。何と説明すれば良いのか唸る様に悩んでいると、リースの方から話しかけた
『や~おっひさしぶりやな!エク君~!どうやら元気そうやな。うんよかったよかった ああ、剣姫ちゃんも』
「あ、え…えっと…;」
「な、何しに来ましたの?!リース!!」
「私達を助けるつもりなら絶対に必要ありませんわよっ!!」
『助け?あっはははは!!可笑しい事言うなぁ?そんなん俺がするわけないやろ? えーっと?アンタらがこのエク君の保護者…って訳か。悪かったなー俺らの所の者が迷惑掛けたみたいで』
そう言って深々と謝罪の意を込めてお辞儀をし、両肩に乗せていた使い魔に命じて、手錠の様に姿を変えた彼女たちによってお花たちの両腕を後ろ手に拘束させ、それを終えてから三人の元を握手もしながらそ挨拶に回った
『いやー…まさか人がコレを倒すなんてホンマにすごい事やけど…何処も怪我なかった?何かあるなら今言ってな?俺はリース。よろしゅうに~』
「あ、ああ…どうも…」
「僕はシーラです~よろしく」
「ひゃわ♪私シェリルですー!」
「っ!?」(咄嗟に避ける)
『あらら、アカンか~』
彼のマイペース過ぎるテンションにシーラとシェリル以外の一同がどう反応したらいいのか。と迷っていたが、ふと思い出したようにサンが小さく呟いた
「容姿……リークに似てる?…耳とか髪型とかピアスとか…」
その呟きに彼は過剰な程に反応し、サンの元へと即座に駆け寄り顔を近づけた
「おっとお嬢さん!今言ってくれた事もうちょっと教えてくれへんかな?!リークの事知っとるんか??」(顔アップ)
「Σちっ近いっ!!寄るなっ!!」(ビビる)
「理由は解らないけど落ち着け!特にリースさん!」(二人の距離を空ける)
「リー君はですね~このお城で一緒に暮らしている子なんですよ~明るくて人懐っこい子ですけど…リースさん本当によく似てますよね?」
『そっか~…楽しんでるんやな。良い人らにも出会えたみたいで……ああ、そりゃ似てるのは当たり前や。何たってリークは、俺の実の弟やからな』
うんうんと頷くように呟き、安心した様子で深く被っている黒い耳付き帽子に手を置いてから、シーラの疑問に対し当たり前。と言った様子でさっと返すと、今までその事を知らされていなかった彼らはポカン。と口を開き、口々に言い始めた。
「リー君に兄弟がいたなんて…結構長い付き合いだけどそんな事一切言ってなかったぞ?…リー君なら秘密にするはずないし…」
「だからこんなに似てるんだ…」
「ほんとだ~匂いとかもよく似てるねー」
「え?じゃあ…リー君もでっかくなったらこんな…口調に??」
『俺の場合は元々やー』
(水晶なら知ってると思うんだけど…一切教えてくれなかったし…)
「もし大丈夫ならリー君の事って聞いてもいいですか~?」
一同が驚いて動揺を隠せない中。普段通りのペースを崩さないままシーラが問い掛けるとあっさりと彼は承諾してくれた。