― An EvilPurify Ⅱ― 姫が為。捧げし互いの正義


Rainbow Rose支部では、リオンの処罰について「裁きの部屋」にて裁判が行われていたが、本部支部長が急な体調不良だった為。代理にグレアが出席していた事もあり、二人の威圧と第一危険因子でもあるマリアネットを浄化した功績を認めさせた事によって死刑は免れたが、それ以上は必要ない。と本人が望まなかった為。退魔師としての権限剥奪。及び、地下最下層の独房へと投獄が決定してしまった。




 彼が地下最下層へ投獄されてからと言うもの、魔物を創り出すマリアネットも、それを蘇らせるイザヨイも存在しなくなった事で、現れる魔物の数も激減し始めたので、魔物が存在しない平和な日が続いていたが、時折。巨大な蛇の様な魔物を見た。との報告があったが、その真理についてはまだ解っていない。

 その後。体調不良が続いていたRose“T”truthful Rainbow Rose総本部支部長「アーネスト=トールグルーナー=エルフェスゴート」が急逝し、彼の最期を看取ったとされるWhite Rose支部長だったジュウザ=オールランイーターが、入れ替わる様にして本部支部長へと就任した。



―退魔師達による魔物殲滅の闘いはまだ終わらりを見せることはない。
 
 魔物が全て殲滅された時。退魔師と言う存在はどうなるのか?

それは誰も知る由も無く、彼らは只ひたすらに「魔物」という存在全てを悪として、正義を示し続けるのだった。―



      ―END―
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