― An EvilPurify Ⅰ― 退魔師物語
その日の夜はカインの高笑いが続いた。最低金額として設定していた金額×3を彼から巻き上げ…報酬として頂いたので、しばらくの間は銃弾やテレビを節約しなくても済むと言う事で沢山の数字が書かれているメモ用紙にはどう計算しても赤字だったのがようやく黒字になって潤った。 目の前に積んである金を眺め、高揚した気分のまま奥の部屋で「黒白歌戦争」を見て休んでいるリックの後ろから飛びついた。
「リック見てよ見て~いぇい!」
「Σふぎゃぁ!?な、何だよいきなり…///」
「だってだって~こんなにも潤ったのよ!?久々でしょ!」
「うーん…まぁ…そうだけどさ」
ひとしきり楽しんだ後は興味を無くしたように離れて行き、手に入れた金は一旦別の所にへと保管して置いた。
その大きな依頼があった日から数日経ち、何件か依頼は来るものの報酬金はまちまちでその中で酷い時には子供が逃がした猫を探すと言う依頼もあった。カイン的には退魔師以外の依頼は嫌だ と断固拒否する場面もあったが、断れなかったので請け負った事もある。
高笑い出来て居た時の金もそろそろ危ないかもしれない…となって来たある日の夜。いつものようにメモ用紙に出費金額や報酬金などの計算を唸りながら数字と睨めっこして居た時、ドアが大きく叩かれる。 今はテレビ禁止令を出しているので、暇そうにしていたリックを指で指示して玄関へと向かわせた。しゃあないなー…と面倒そうに玄関を開けると最初の頃に助けたあの女性が来て居た。
「はいはいどちらさんー…あ、あの時のお姉さん どうかしたんすか?この街にでしたら魔物は近くに居ませんけど?」
「違うのここじゃないの…隣町にフォールン・ソノラって言う街があるでしょう?そこに居る友人から魔物の襲撃を受けてるって…確かそこに一人退魔師さんがいるらしいんだけど手が回らないからって連絡があって…」
ジェットシェルからは決して遠くは無い場所にある「フォールン・ソノラ」聞く所によると商業が盛んな街と言う事らしく、Blue Rose支部の管轄外だったので訪れた事は無い。
「今はこれぐらいしかありませんが…どうか依頼を受けて頂けませんか?」
そっと手渡された茶色い布の袋は結構重量があり、それに反応したカインが即座に彼女を椅子にへと招き、リックにお茶を出すように指示した。
「リック見てよ見て~いぇい!」
「Σふぎゃぁ!?な、何だよいきなり…///」
「だってだって~こんなにも潤ったのよ!?久々でしょ!」
「うーん…まぁ…そうだけどさ」
ひとしきり楽しんだ後は興味を無くしたように離れて行き、手に入れた金は一旦別の所にへと保管して置いた。
その大きな依頼があった日から数日経ち、何件か依頼は来るものの報酬金はまちまちでその中で酷い時には子供が逃がした猫を探すと言う依頼もあった。カイン的には退魔師以外の依頼は嫌だ と断固拒否する場面もあったが、断れなかったので請け負った事もある。
高笑い出来て居た時の金もそろそろ危ないかもしれない…となって来たある日の夜。いつものようにメモ用紙に出費金額や報酬金などの計算を唸りながら数字と睨めっこして居た時、ドアが大きく叩かれる。 今はテレビ禁止令を出しているので、暇そうにしていたリックを指で指示して玄関へと向かわせた。しゃあないなー…と面倒そうに玄関を開けると最初の頃に助けたあの女性が来て居た。
「はいはいどちらさんー…あ、あの時のお姉さん どうかしたんすか?この街にでしたら魔物は近くに居ませんけど?」
「違うのここじゃないの…隣町にフォールン・ソノラって言う街があるでしょう?そこに居る友人から魔物の襲撃を受けてるって…確かそこに一人退魔師さんがいるらしいんだけど手が回らないからって連絡があって…」
ジェットシェルからは決して遠くは無い場所にある「フォールン・ソノラ」聞く所によると商業が盛んな街と言う事らしく、Blue Rose支部の管轄外だったので訪れた事は無い。
「今はこれぐらいしかありませんが…どうか依頼を受けて頂けませんか?」
そっと手渡された茶色い布の袋は結構重量があり、それに反応したカインが即座に彼女を椅子にへと招き、リックにお茶を出すように指示した。