― An EvilPurify Ⅰ― 退魔師物語
「ハハッ、流石オレの副隊長の銃士!相変わらず凄い腕前だな!サンキュ! これでも、喰らえ!!」
背中を一気に駆け上がると大きな傷の残って居た場所にへと向かい、そして自慢の跳躍から一気にその傷にへと剣を突き刺した。
それによって鋭い咆哮が夜の森一面に響き、一瞬だが森の中が騒がしくなった。その後地面に倒れ伏し、黒い煙と共に静かに消え去って行った。
「ふぃ~…疲れた…一日でこうも依頼が多いと疲れるな…」
「良いじゃない。これを口実に、あの依頼人さんから貰える報酬金だってアップできそうでしょ?その気になればリックの好きな黒白歌戦争を見放題に出来るわよ?」
「…うっし、良くやったオレ。頑張ったオレ。さて、崖の上に行こうぜ…きっとみんな待ってるだろうし」
そうね。と頷き、一旦回収班には連絡を入れておいた。被害が最小限なら支部に内緒で去るつもりだったが、思ったよりも損害が激しいので(仕方なく)連絡を入れ、二人はその場を後にして依頼人や避難させておいた検証隊の皆の元へと帰って行った。
「隊長ー…退魔師様方遅いですけど大丈夫でしょうか?もしかしたらさっきの巨大な奴に…」
「まあ落ち着けイグレージャ。あの二人なら大丈夫だろう…」
途中エスコートは出来なかったものの、道順は伝えておいたおかげで部隊の皆は無事に合流出来たようだった。まだ帰って来ない二人の安否が気になって居る時、ようやく彼らが戻って来てくれた。 少し服が破れたり汚れたりしているものの目立った怪我は見当たらない
リックが皆が無事に帰れていた事に安心の言葉を掛けようとした瞬間、ビジネスモードになっているカインによって遮られてしまった
「たっだいまで~す♪さっきの魔物は無事に浄化しましたのでご安心を ささ、エスコートもしますのでごゆっくり報酬のお話でもしましょうか。イグレージャさん」
「は、はいっ!」
「報酬とな?何かあったんですか?」
「ええ、皆様を助けたい一心で来られたイグレージャさん! お代は要らないと言ったんですが~…お気持ちだけでも受け取って欲しいと言われたものですので♪」
何だそうだったのか と隊長の方も納得してしまっている。そんなにも自分の事達を思ってくれていたのか等と彼を誉める言葉が交わされるが、反論も出来ない彼の表情は沈んだままで申し訳なさそうにリックも俯いて居た。
背中を一気に駆け上がると大きな傷の残って居た場所にへと向かい、そして自慢の跳躍から一気にその傷にへと剣を突き刺した。
それによって鋭い咆哮が夜の森一面に響き、一瞬だが森の中が騒がしくなった。その後地面に倒れ伏し、黒い煙と共に静かに消え去って行った。
「ふぃ~…疲れた…一日でこうも依頼が多いと疲れるな…」
「良いじゃない。これを口実に、あの依頼人さんから貰える報酬金だってアップできそうでしょ?その気になればリックの好きな黒白歌戦争を見放題に出来るわよ?」
「…うっし、良くやったオレ。頑張ったオレ。さて、崖の上に行こうぜ…きっとみんな待ってるだろうし」
そうね。と頷き、一旦回収班には連絡を入れておいた。被害が最小限なら支部に内緒で去るつもりだったが、思ったよりも損害が激しいので(仕方なく)連絡を入れ、二人はその場を後にして依頼人や避難させておいた検証隊の皆の元へと帰って行った。
「隊長ー…退魔師様方遅いですけど大丈夫でしょうか?もしかしたらさっきの巨大な奴に…」
「まあ落ち着けイグレージャ。あの二人なら大丈夫だろう…」
途中エスコートは出来なかったものの、道順は伝えておいたおかげで部隊の皆は無事に合流出来たようだった。まだ帰って来ない二人の安否が気になって居る時、ようやく彼らが戻って来てくれた。 少し服が破れたり汚れたりしているものの目立った怪我は見当たらない
リックが皆が無事に帰れていた事に安心の言葉を掛けようとした瞬間、ビジネスモードになっているカインによって遮られてしまった
「たっだいまで~す♪さっきの魔物は無事に浄化しましたのでご安心を ささ、エスコートもしますのでごゆっくり報酬のお話でもしましょうか。イグレージャさん」
「は、はいっ!」
「報酬とな?何かあったんですか?」
「ええ、皆様を助けたい一心で来られたイグレージャさん! お代は要らないと言ったんですが~…お気持ちだけでも受け取って欲しいと言われたものですので♪」
何だそうだったのか と隊長の方も納得してしまっている。そんなにも自分の事達を思ってくれていたのか等と彼を誉める言葉が交わされるが、反論も出来ない彼の表情は沈んだままで申し訳なさそうにリックも俯いて居た。