― An EvilPurify Ⅰ― 退魔師物語
身支度が済んだらしい二人にリオンはある事を提案した。それはこの先一週間ほど退魔師としての仕事をここでして欲しいと。場所はここを提供するので宿代を稼ぐ程度に思って居てくれれば良いという事だ。
本来の理由は知らされて居ないが、彼には色々と世話になって居る事もあったので、特に気にも留めずに二人は簡単に承諾し、早速表の扉に手作りの張り紙を張っておき、観光ついでにと二人はパトロールへ向かった。
「元気な二人だ…君もそう思わないかい?」
(口元の赤い汚れを拭きながらニコッと微笑む)
「分かりやすい反応な事で…さて、一応は用意するだけしておこう。ローゼ、棚から人数申請の髪とペンの用意を」
二人にはその時まで秘密にしておくつもりで、一応人数申請用の紙を書き終えると棺桶の中にその紙を隠しておき、いつもの様に仕事へ取りかかった。
――――――――
あれから何件か退魔師としての仕事や、個人で見つけた魔物の浄化、リオンの手伝いなどをしている間に数日が経ち、決めていた期限の日となった。 居間でテレビを見たりノートと睨めっこをしている二人へあの時の紙を渡した。
「一週間の間、お疲れ様だったね。はい、コレ 君たちに見せておこうと思ってね」
「え?これって!良いんですか!?」
「何が何が?Σおぉ!!?」
「ふっふふ…本当はもっと早くから用意して居たんだけどね。どうしても君たちの実力を見たかったからあえて黙って居たけど…野外部班として共に行くよ」
ローゼから手渡された人数申請書の欄に書いてある名前を様々な方法(視力検査系・双眼鏡・黙読・頬つねり)等と十分過ぎる位に点検し終えると、ようやく二人が納得したように叫んだ
「「よっしゃぁああ!!」」
「頑張った甲斐があったな!あんなけ宣伝したんだし仕事も多かったけどよ!」
「お金も稼げたし♪懐も温かくなったものね~…あ、でも送んなきゃならないわよね?申請書って」
「ああ、その事かい?一旦はー…Blue Rose支部の方にちょっとした手紙を送っておいたから向こうも知っているんだけど、正式にするには顔を見せなければならないからね 準備ができ次第出発しよう」
その日の夜三人はお互いの支部の事や部隊の事について様々な事を語り合った。
本来の理由は知らされて居ないが、彼には色々と世話になって居る事もあったので、特に気にも留めずに二人は簡単に承諾し、早速表の扉に手作りの張り紙を張っておき、観光ついでにと二人はパトロールへ向かった。
「元気な二人だ…君もそう思わないかい?」
(口元の赤い汚れを拭きながらニコッと微笑む)
「分かりやすい反応な事で…さて、一応は用意するだけしておこう。ローゼ、棚から人数申請の髪とペンの用意を」
二人にはその時まで秘密にしておくつもりで、一応人数申請用の紙を書き終えると棺桶の中にその紙を隠しておき、いつもの様に仕事へ取りかかった。
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あれから何件か退魔師としての仕事や、個人で見つけた魔物の浄化、リオンの手伝いなどをしている間に数日が経ち、決めていた期限の日となった。 居間でテレビを見たりノートと睨めっこをしている二人へあの時の紙を渡した。
「一週間の間、お疲れ様だったね。はい、コレ 君たちに見せておこうと思ってね」
「え?これって!良いんですか!?」
「何が何が?Σおぉ!!?」
「ふっふふ…本当はもっと早くから用意して居たんだけどね。どうしても君たちの実力を見たかったからあえて黙って居たけど…野外部班として共に行くよ」
ローゼから手渡された人数申請書の欄に書いてある名前を様々な方法(視力検査系・双眼鏡・黙読・頬つねり)等と十分過ぎる位に点検し終えると、ようやく二人が納得したように叫んだ
「「よっしゃぁああ!!」」
「頑張った甲斐があったな!あんなけ宣伝したんだし仕事も多かったけどよ!」
「お金も稼げたし♪懐も温かくなったものね~…あ、でも送んなきゃならないわよね?申請書って」
「ああ、その事かい?一旦はー…Blue Rose支部の方にちょっとした手紙を送っておいたから向こうも知っているんだけど、正式にするには顔を見せなければならないからね 準備ができ次第出発しよう」
その日の夜三人はお互いの支部の事や部隊の事について様々な事を語り合った。