― An EvilPurify Ⅰ― 退魔師物語
どうしてたら良いんだろうねとお互いに顔を見合わせて閉ざされている店の前に立ったままでいると、中で微かに誰かと話す声が聞こえ、やがてそれは叱咤に変わった。 何がどうなっているんだ?と不安に駆られて居た時、裏口から、黒く長いレースを深く被った一人の緑の髪の長い女性が出て来た。
その姿にもしかして!?と呆然とする二人の服装を見てその女性は静かに微笑み、小さくお辞儀をすると、近くに止めてあった馬車に乗りこんで行ってしまった
その姿に少しだけ見覚えがあるのか、二人は鼓動が高まるのを感じた。
「ね、ねえリック!あの人ってやっぱっ!」
「だよな!!こっち見て微笑んでくれたよな!!」
「英雄と呼ばれるシルドラ様をあんなに近くで見られたの初めて♡」
「綺麗だったよな~♪優しそうだし」
予想外だった出会いに高揚する二人の前で、入り口が開きようやくヴァレンチノが迎えに来てくれた。
「準備は出来…どうした?なんというか…表現しにくい顔をして…まあ、中で聞いてやるから来い」
「「はーい♪」」
中に入ると、電気は付けられて居ない為か薄暗いのでよくは見えなかったが、沢山の薬品が並ぶ陳列棚を眺めながら奥の部屋へ行くと沢山の本棚がある部屋へ到着し、そこに銀髪の長い髪に上から下まで真っ黒な身なりをした少し華奢な男性の後姿があった。本を直しているらしく彼らが来ているのは気づいて居ないらしかったが、ヴァレンチノが声を掛けた。
「リオン、連絡したようにこの二人だ」
「え?ああ、君らが…いらっしゃい。リオン=レトだよ 母と行動していたらしかったけど大丈夫だったかい?」
「は、初めまして!リック=フレイアです!チノさんにはお世話になってました!」
「私カイン=メリアルです!ヴァレンチノさんには色々と助けて貰いました!」
「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。母から事情は大体聞いて居るからさ まあ、そこに座って…」
備え付け程度に用意されていたテーブルと椅子に座る様に案内され、着席する。簡易的ではあったがお茶も用意して貰った。
その姿にもしかして!?と呆然とする二人の服装を見てその女性は静かに微笑み、小さくお辞儀をすると、近くに止めてあった馬車に乗りこんで行ってしまった
その姿に少しだけ見覚えがあるのか、二人は鼓動が高まるのを感じた。
「ね、ねえリック!あの人ってやっぱっ!」
「だよな!!こっち見て微笑んでくれたよな!!」
「英雄と呼ばれるシルドラ様をあんなに近くで見られたの初めて♡」
「綺麗だったよな~♪優しそうだし」
予想外だった出会いに高揚する二人の前で、入り口が開きようやくヴァレンチノが迎えに来てくれた。
「準備は出来…どうした?なんというか…表現しにくい顔をして…まあ、中で聞いてやるから来い」
「「はーい♪」」
中に入ると、電気は付けられて居ない為か薄暗いのでよくは見えなかったが、沢山の薬品が並ぶ陳列棚を眺めながら奥の部屋へ行くと沢山の本棚がある部屋へ到着し、そこに銀髪の長い髪に上から下まで真っ黒な身なりをした少し華奢な男性の後姿があった。本を直しているらしく彼らが来ているのは気づいて居ないらしかったが、ヴァレンチノが声を掛けた。
「リオン、連絡したようにこの二人だ」
「え?ああ、君らが…いらっしゃい。リオン=レトだよ 母と行動していたらしかったけど大丈夫だったかい?」
「は、初めまして!リック=フレイアです!チノさんにはお世話になってました!」
「私カイン=メリアルです!ヴァレンチノさんには色々と助けて貰いました!」
「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。母から事情は大体聞いて居るからさ まあ、そこに座って…」
備え付け程度に用意されていたテーブルと椅子に座る様に案内され、着席する。簡易的ではあったがお茶も用意して貰った。