Hawkins
your name
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「カイドウさん、少しいいか?」
「ホーキンスか。入れ!ん⋯⋯?なんだその女⋯」
「オレの妻だ」
自分の妻としてカイドウさんにナナシを紹介すると
横に居た彼女は目を見開き頬を染めカイドウさんは笑う
「ウォロロロ!!ほう⋯自分にしか興味の無さそうな奴だったがそんな間柄の女が居たとはな!」
やるべき事はやり真打ちとしてきっちり働いてきたオレの日頃の行いもありその存在を認めて貰った。
「訳あって会えなかったが、こうしてやっと会えた」
そしてカイドウさんに人知れず式を挙げたいから
一時ワノ国を離れたいと申し出ると
「ワノ国でやればいい!オレが盛大にやってやる」と言われた。
だがオレはどうしても行きたい場所がある
そう伝えればカイドウさんにも伝わったのか
ワノ国を離れる許可を貰い元のホーキンス海賊団の仲間達を連れあの時の無人島へと船を出す。
そしてずっと隣で黙っていた彼女が船内でようやく口を開いた
『あの⋯妻って⋯//』
「順番が違うが⋯オレはあの日ナナシに助けられ話をした時から好意を寄せていた。それは別れてからも薄れる事はなく寧ろ色濃くなっていった⋯妻と言ったのも訂正する気はない」
オレなりのプロポーズは決して分かりやすい言葉ではなかったかもしれないがナナシはそんなオレに肯定を返す様に寄り添った。
そして一年ぶりに再会した彼女はその時間を埋める様に色んな事を聞かせてくれた。
他の奴なら煩わしいと思う長い話でも
ナナシの事なら寧ろ心地よいとも思えた。
そして夜通し話をしていればあの時の無人島に到着する
「ホーキンス船長!ここはオレ達に任せて下さい!」
船大工が檀上を作り仲間達が花を摘んでいる間
オレとナナシは無人島の中を歩き続け念願であった土や森、花などの陸を堪能しる彼女にオレはある物を
贈る⋯
「ナナシと別れた後、立ち寄った次の島でソレを見てオレは即座にお前の顔が浮かんだんだ⋯開けてみろ」
そう言われ彼女が箱を開けるとそこには
真っ黒なウエディングドレスに真っ赤なウエディングシューズが入っていた⋯⋯──────
『素敵⋯!!』
「黒いウエディングドレスの意味を知ってるか?」
『いえ⋯分かりません⋯一体どんな意味があるの?』
そして快晴の無人島の中、ホーキンス海賊団しか居ない
この島の浜辺には一見結婚式には見えない黒を貴重とした異空間の檀上で真っ黒なウエディングスーツを
纏ったホーキンスの元に先程の真っ黒なウエディングドレスに身を包んだナナシが姿を見せた
『ドレスもそうだけどまさかこんな靴が履けるなんて⋯』
「やっぱり、よく似合ってるな」
そして元船医が神父とし誓いの言葉を読み上げ二人は永遠の愛を誓った
黒いウエディングの意味それは⋯
あなた以外には染まりません⋯⋯──
6/6ページ