King
your name
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『ここは⋯⋯?キングさん!?』
「なんだ」
起きたかと思うや否や大きな声でオレの名を呼ぶ彼女に何があったのか全て話せと言うと眉を下げ表情を曇らせながらもポツポツと話し始めた⋯
『上空から確認していると、政府の艦隊に数名のプレジャーズが居て⋯その人達がキングさんがルナーリア族だと言う噂を聞いたと話していたんです⋯。それで前に聞いた事を思い出して⋯キングさんが連れて行かれちゃったらどうしようって⋯それからは正直覚えていません⋯⋯あの、海軍や政府の人はどうなりましたか?!』
「海軍や政府の軍艦は全て沈み生存者は0だ」
包み隠さずそう伝える彼女は怯えた様に瞳に涙を浮かべた
『そんな⋯私⋯⋯!』
自分の力が怖くなったのだろう。だがオレは彼女の頭を撫でて今これ以上叱る事は酷だと思ったのと自分を助けてくれた事の礼を述べ休養しろと彼女を寝かせた
その後も彼女は眠る事が出来ない様で
オレはカイドウさんに説明しナナシの分まで仕事をこなしていたが、そんなある日オレとナナシに召集がかかる
少し遅れてカイドウさんの部屋の前に着くと
いつもの特徴的な笑い方で大笑いしているのが聞こえ
オレは扉に手をかけた。
するとそこには何故か顔を赤らめたナナシが居て
カイドウさんの要件を聞き部屋を出ようとした時
意味深な言葉をかけられる⋯
「ウォロロロ!キング、ナナシもようやく女になった様だなァ!!」
その言葉が理解出来ず密かに好意を寄せ続けていたオレは
彼女に好きな男でも出来たのかと思い何の話かと詰め寄るも話をはぐらかされ挙句の果てには逃げ出すナナシ
「オレに適わないのはお前がよく知っている筈だが?」
そう言って意図も簡単にナナシを壁際に追い詰めると
あの時の鍛錬の様に降参ですと両手を挙げる彼女
そして顔を紅潮させながら話し始めた。
『さっきカイドウ様の部屋に行った時に⋯⋯──』