Zoro (学パロ)
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私の名前はナナシ。
今日入学式を迎えて高校1年生となる華のJKだ
朝の通勤ラッシュ
新しい学校に心を踊らせ電車に揺られる
─友達は出来るだろうか?─
─どんな人が担任の先生だろうか?─
─彼氏は出来るだろうか?─
はやる気持ちを押さえつり革に捕まり窓から流れる景色を見ていると時より腰やらお尻やらに何かが触れる感じがする
─『気のせいだよね?こんな満員なんだから手が当たる事もあるよね?』─
一瞬、痴漢かも?とは思ったがこんなに人が乗ってるし違ったら自意識過剰みたいで恥ずかしと思い気にしない事にした
そしてまた気を紛らわせる為に窓に目をやり
早く駅に着かないかと思って居ると耳元で「ハァハァ」と荒い息使いがして今度は確実にスカートの中に手が入る
─『痴漢だ!!』─
そう思っても恐怖や恥ずかしさのあまり声が出ない
下着の中だけには入って来ない様に体を捩らせたりバックを後ろに回してみたりして抵抗してみたが抵抗すればする程誰のものかも分からない手はどんどん体をまさぐってくる
─『もうダメだ!怖い!』─
そう思った時「おい、おっさん。止めてやれよ」と私の前に座って居た緑の派手な髪の男の子がおじさんの腕を掴み助けてくれた
緑髪の男の子は自分が座って居た席に私を座らせてくれて私が元居た所に立って痴漢の腕を掴んでいた
「誤解だ」とか「私は何もしてない」とか言ってたおじさんはたまたま停車した駅で男の子の手を振り解き逃げて行った
「あ!クッソ!油断した!•••悪ィ、逃がしちまった」
『いや•••助けてくれて本当にありがとうございます!怖かった•••!』
初めての経験に脳の処理が追いつかず今起こった事を整理していると緑髪の男の子が
「お前も新世界高校か?」と聞いて来た
彼を見ると確かに私と同じ制服を着ていた
『あ。制服一緒ですね!私今日入学式で•••まさか初日にこんな事が起きるとは•••ハハっ、ツイてないですね』
─ご乗車ありがとうございます。新世界駅、新世界駅でございます。お降りの方はお荷物等忘れ物無いようにお気をつけ下さい─
「おい、降りるぞ」
緑髪の彼と共に電車から降りると
「お〜い!ゾロぉ!こっちだ!」手がちぎれるんじゃないかと思うほどぶんぶん手を振る黒髪の元気いっぱいの男の子が居た
「おう!ルフィ!•••じゃあな!もう変な野郎に巻き込まれんじゃねェぞー!」
彼は優しく笑って友達の居る方へ駆け出して行った
『いい人だったな』
優しい彼の顔を思い出し私は学校まで歩き出した