Sanj(学パロ)
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サンジと話さなくなって1週間くらい経ったある日
私は体操服を忘れた事に気づいて学校に戻った。
「サンジ先輩っ、実は私サンジ先輩の事が⋯好きだったんです!//だけどナナシ先輩と別れたって聞いて!ちゃんと気持ちを伝えたいと思ったんです!」
たまたま見てしまった
私はその場に居たくなくて走って教室に戻った。
あの子は一年生だろうか?
私と違って目はパッチリしてふんわりした可愛い系
あの子の方が先輩では?と思うくらい発育した体⋯
本当はずっと引け目に感じてた
私は良く言っても顔は中の中。いわば普通だし
体だってどちらかと言えば絶壁に近い
極めつけはこの可愛くない性格。
こんな私がサンジの横にいる事が不思議だった
だってサンジはとても優しい。
女の子に対しては当たり前だが男の子にも後輩にも家族にも何だかんだで優しいのを知っている
それに手先も器用で料理上手。
たまに美味しいお菓子を作っては皆に配ってる
顔も悔しいがイケメンで誰彼構わず口説いているけどあんな事言われたら王子様にしか見えないし普通に皆好きになると思う
『⋯⋯⋯っ、私だっさ。』
溢れてくる涙を止められずどれだけ手のひらで擦っても擦って決壊したダムの様に溢れる涙
あの子とサンジはお似合いだったな
取るに足らないプライドのせいで意地を張って
告白されている現場を見て誰かのものになるのが嫌であの日の事を後悔して泣いてるなんて⋯
「ナナシちゃん」