Sanj(学パロ)
your name
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「あぁ〜!ナミすわぁ〜ん♡ロビンちゅわ〜ん♡ビビちゅわ〜♡」
恋はいつでもハリケーンとかほざき倒して目をハートにし鼻の下をだらしなく伸ばし、ぐるぐる回りながら女子の中に入っていくのは私の彼氏サンジ。
『はぁ。』
「朝からため息なんてどうしたのよ?」
サンジを軽くあしらってそう聞いてくるのは友人のナミ
『いや、何でもないよ?』
「嘘、サンジ君でしょ?」
『ロビンは何でもお見通しだね』
私のため息の原因はすれ違う女の子一人一人にメロメロになってるアイツ。
「サンジ君のあれはいつもの事じゃない!」
『そうなんだけどさ⋯』
私は昨日の放課後サンジと一緒に久しぶりの放課後デートを楽しんでいた。
「ねぇ、サンジは何にする?」
ファストフード店でドリンクを選んで居ると
彼の返事は無く振り返れば店員の女の人の手を握り口説いていた
私とサンジは付き合って2年になる
高校一年生の時に告白されそのまま続いている
ナミの言う通りサンジがああなのはいつものこと。
でもサンジは私と居る時は手を握っても来ないし
好きだよと愛情表現するのも私から
2年も付き合ってて健全な高校生なのにそれ以上の発展も未だにない
『もう別れようかな』
ボソッと呟けばさっきまで女子を追っかけていたサンジが隣に居た
「別れるって俺と?!」
昨日の事もありムカつく気持ちと聞かれてしまって後には引けない私のちっぽけなプライドのせいでつい言ってしまった
『そうよ!大体私の気持ちも知らないで!サンジなんて大っ嫌い!サヨナラ』
そう言って私は席についた
それからもサンジは休み時間のたび「ナナシちゃん、少し話せないかな?」とか「ごめんね」とか色々言ってたけど全部無視して放課後は走って家に帰った
それから何日か同じ様な事を繰り返したが次第にサンジが私に話しかける事はなくなって本当に終わってしまったんだと思った