Zoro (学パロ)
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何度も早起きを試みるもいつも起きれず
結局あの日から1本早い電車で通いだし
早いもので3ヵ月も過ぎた。
あの日ちょうど良かった気候も今では茹だるほど暑い夏休み前
入学して3ヵ月も経てば学級内でもカップルが誕生していた。
『ペローナは夏休みどうするのー?』
「私は旅行に行くぞ!シッケアール王国だ!!夏のバカンス楽しみだなぁ〜あ!そうだ、お土産買ってくるからな」
『いいなー!旅行!お土産楽しみにしてるね!!私は何も無いし•••バイトでもしよっかなー』
「寂しいなお前。彼氏作れよ!」『いやお前もな』
2人は顔を見合わせて笑った
今日ペローナは真っ直ぐ帰って勉強しなければ赤点だったらバカンスが逃げるとの事で学校で別れた
自分も家で勉強しよう。
玄関で靴を履き替えて居ると何人かの声がした
「私ゾロに告白しようかな!」「最近仲良いよね」「隣の席だからさ教科書見せてあげたりして急接近」「意外と天然だよね」「分かってないな!ギャップってやつじゃん!」
ロロノア君の隣•••どんな子だろう?その前にあの顔だから彼女くらい居るかもな〜•••いや、でも性格に多少難アリだしな•••いや、でも、いつも少し不機嫌で怖い顔してるけど不器用で優しくて、ヒーローみたくて
かっこいいんだよな。
私は急に会いたくなって体育館に駆け出した
もし彼女が居なかったらどうしよう?
私、ロロノア君の事好きなのかな?
走り出したままの勢いで体育館の扉を開けば
近くに居た部活動の子たちの目線が集中的に刺さる
体育館を見渡してロロノア君を見つけたけど彼もこっちを見ていて目が合った
その途端、急に恥ずかしくなってやっぱり閉めて駆け出した。
門の前で心臓が悲鳴を上げたので立ち止まる
肩で息をしていると後ろから
「テメェ!何逃げてんだよ!?」といつものロロノア君の少し怒った声がした
真っ直ぐ見つめられるのは慣れないナナシは
もうどうにでもなってしまえと自暴自棄を起こし
『ロロノア君•••。ゾロ君の顔が見たくなったの!最近全然会わないし!』と言えば
「俺は部活で忙しいんだぞ!こんな所まで追いかけて来るほど暇じゃねェんだ!会いたきゃ教室まで来いよ!」と返ってくる
『ぉ•••追いかけて来たのはゾロ君の勝手じゃん!』
追いかけて来るほど暇じゃないと言う言葉に
納得がいかず言い返してみたら
「俺も•••会いてェなと思ってた•••」
声をかき消しそうな夏疾風が通り過ぎたが
彼の声はしっかりとナナシに届いていた
彼は自分の声が届いた事に気がつくと
「オレ練習戻る。•••また明日な」と言って体育館へ走って行った
「彼氏出来そうかも!」
頭から湯気が出るんじゃないかと思うほど
顔は熱を帯びるのが分かる。だけど夏の暑さと走ったからという訳でもない。1番の理由はきっと彼の言葉たちのせい