彼と出会ったのは13年前のミニオン島

海軍グランドライン第５支部通称(Ｇ５)と
我々医療班はミニオン島である悪魔の実、オペオペの実の取り引きが行われる事を聞き取り引きに出て来た海賊"ドンキホーテファミリー"を一網打尽にするはずだった

だか結局ドフラミンゴにも逃げられオペオペの実の行方も分からなくなった

医療班が見つけたのは黒いファーコートを羽織ったピエロの様なメイクをした血だらけの男。
彼の名前はドンキホーテファミリー幹部"コラソン"でありMC（マリンコード）01746、ドンキホーテ・ロシナンテ中佐だった


私はロシナンテ中佐の看護を任され毎日中佐の世話を焼いた。
そしてどちらとも無く惹かれ合い６年ほどの交際を経て結婚した


「おい！ナナシ！見てくれローだ！！いやぁー！元気そうで何よりだなぁ！」

食後、一枚の手配書を見て嬉しそうに見せてくる
『フフ、いいの？あなた海軍本部中佐なのにそんなに嬉しそうに手配書何て見ちゃっても』
「うーん、確かに•••でもローが元気にやってるのが嬉しいんだ！」

彼はこの手配書の少年、トラファルガーローを珀鉛病から助ける為にあの時ミニオン島にいてオペオペの実を食べさせたと聞いた。
この少年はまだロシーが生きている事を知らない


「ふぇっ、ぅ、っぐ！ぎゃー！」
『はいはい、どうしたの？あら？目を擦ってる。眠いのね』

眠気からぐずり出す我を子の元へかけよると
「いいよ。俺がやるからたまにはゆっくりしてろよ、な？•••よーしよし今パパがねんねさせてあげましゅよー！安眠において俺の右に出る奴はいないからな！ハハハ！」

笑いながら子供部屋に入っていく２人を見送り
ナナシは綺麗に食べ終わった食器を片付ける
たまにしか帰って来れない夫の為、腕によりをかけて作った料理の皿や鍋といった洗い物は多い。
だけどそれはナナシとって少しも苦ではない




「洗い物•••手伝おうか？」



後ろから抱き締めてくるロシナンテ

『ビックリした！お皿割れちゃうでしょ？•••ありがとう、だけど座ってて。パパにはゆっくり休んで欲しいから』

「凪（カーム）。もうミゲルは寝た、２人の時は"ロシー"って呼んでくれよナナシ」

『•••ロシー//•••どうして凪（カーム）を？』

「今から俺がナナシを独り占めする番だからな。ミゲルが起きて来ない為だ。•••洗い物は後で俺がやっとくからいいだろ？早くナナシを抱きてェんだ」


ナナシを抱き上げ軽く額にキスを落として寝室へ向かうロシナンテ






何ヶ月か先、ロシナンテ一家に新しい家族が増えるのはもう少し先のお話し