Doflamingo
your name
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ナナシはバックから紙を引っ張り出し俺に質問して来るが面接の質疑応答の様な堅苦しさがあり耐えきれず俺は笑った
面白ェ女だと思った
今までやったお見合いでは俺の資産や今後の事業の展開、俺の名前を欲しさに
俺が名前を名乗ってもこの女は顔色一つ変えやしない。
ナナシの顔は悪くはない。
健康的な白い肌に栗色で艶のある髪。長い睫毛に決して小さくはない瞳、俺の苦手な屈託のない眩しい笑顔
選り好みしなければ早々に貰い手は居たはずなのに何故?と思うのは正常な判断だろう
理由を聞きだすとナナシは過去の男の話しをした
金銭の要求や暴力•••男運がないと苦笑いする
「俺もクズだったらどうする?」
会社をでかくする為だけに俺は人を騙す様な真似もした。拉致したり都合良く使える
話しを聞けば女はどこにでもある様な普通の家庭を築たいらしい
きっと普通の家庭に憧れるってのは言わば普通の家庭じゃない環境で育ったんだろう 。俺はどんな家庭を築きたいかと問われた
俺が家庭•••?ダメだ。全然想像がつかねェ
「分からねェな。俺は家庭とはかけ離れた思想の男だ。」
俺に金や権力がなくても幸せはある事を教えようとした父、いつも明るい笑顔で俺やロシィを包み込んでくれた母。
忘れたかった記憶、忘れられない記憶
ナナシの屈託のない笑顔はまるで母の様だ
「なあ、ナナシ。もし俺がお前と•••それから産まれて来るガキ2人に苦労をかけねェ様に働き守ってやる、その変わりお前は俺に"幸せな家庭"とやらを手に入れさせてくれるのかァ?」
母によく似た顔で笑うコイツなら•••
コイツとなら幸せってやつを手に入れれるんじゃねェか。
『私がドフラミンゴさんを幸せにしてみせますよ』
男らしいナナシの言葉に俺たちは笑った
「フフフフフフ!面白れェ!採用だ!嫁候補として迎え入れる!おい、ベビー5!」
『ドンキホーテさん!お見合い成立ですか?//あの•••!不束者ですが宜しくお願いします!!』
まだ2人の関係は始まったばかりだ
元気な子供が産まれ初めてだらけに戸惑いながらも
幸せを実感する未来はもう少し先のお話し。