Rosinante 現パロ
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「実はオレも⋯」
素直に事の経緯を話し彼女を見ると『そうだったんですね』と二人で顔を見合せて笑った。
それから濡れた上着を乾かす間に料亭の中庭に出てお互いの生い立ちや、たわいも無い話をする。
「ナナシさんはどんなお仕事を?」
『私は保育士なんです』
すると彼女は自分の働く保育園で受け持っている子供達の話を聞かせてくれた
『ルフィ君って子がとてもやんちゃでゾロ君はちゃんばらごっこが大好き、サンジ君は先が少し不安になるくらい女の子が大好きで、ナミちゃんはとても勝気で元気な女の子、ウソップ君は⋯』
「保育士ですか⋯大変でしょう?」
ローの事が頭を過ぎり苦笑いのような寂しい様な笑い方をするオレに彼女は慌てて話を中断させようとした
『私ったら子供達の話ばかりですね⋯ごめんなさい』
「楽しそうですね、続けて下さい」
そう言えばナナシさんは子供達の顔を思い浮かべる様に微笑む
『どの子もとっても個性的だけど皆優しくてとても良い子達なんです』
「子供が好きなんですね」
オレも微笑みを返す様にして言い「オレも⋯仕事でしたが少しの間ローってガキと同じ時間を過ごしたんです。最初は中々上手くいかなかったけどいつの間にか我が子の様な弟の様な不思議な関係になって⋯」とローの事を話した。
『ロー君はロシナンテさんの様な優しい方と出会えて良かったですね、きっと良い子なんだろうな』
そう話す彼女に好意を抱き自分のそんな気持ちに気づくオレ
「いや⋯オレは⋯!そ、それよりも食事にしませんか?!//」
それから食事を共にし空が黄昏時になる頃、別れる時間を迎えた