Rosinante 現パロ
your name
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「でもオレ⋯まだ結婚なんて⋯」
「実はこの子はつるちゃんの姪っ子でね⋯嫌がるつるちゃんに無理やり頼み込んだんだ。一度で良いから会ってみてくれないか?」
確かにどこかで見た様な気がしない事も無い⋯
スカイグレーの髪は参事官のつるさんと同じで
オーベルジーヌの深い紫色の瞳と唇の左下にあるホクロは似てないが雰囲気や顔のパーツはつるさんの面影を感じる
「綺麗だろ?若い頃のつるちゃんにそっくりだ!ワシもまだナナシちゃんが幼い時に会った事があるがこんなに綺麗になって⋯!」
と興奮気味のセンゴクさんに溜息を着きながら「会ってみるだけですよ?!」と念を押した。
すると「本当か?!いやー良かった!!彼女はお前の三つ下で歳も近いから話は合うはずだ!これでワシも孫が見れる日が近いな!」と笑って帰り支度をするセンゴクさん⋯
「会うだけですからね!」
そして数週間後⋯───
マリンフォード近くの高級料亭に来たオレ達だが約束の時間より三十分も遅れていた
「ロシィ!もっと急げ!!お前のドジは本当に⋯」
「すんません⋯⋯」
急いで店員に予約していると伝えれば部屋に通され襖を開けるとそこには、つるさんと彼女が待っていた
「ロシナンテ、怪我の具合はどうだい?」
優しくも凛としたつるさんの声には毎度ながら背筋が伸びる。
「もうすっかり⋯お気遣いありがとうございます」
「そうかい、そりゃ良かった。座りな」
つるさんの言葉に向き合って座ると写真よりずっと綺麗な女性にオレは心臓が跳ねる
「この子はナナシ。私の姪っ子でね⋯実の娘の様に可愛がって来たんだ。センゴクに頼まれた時は嫌だったがロシナンテ、お前は正義感も強くて優しい男だ⋯上手くやんな」
そう言って後は若い二人に任せようじゃないかと部屋を退室するセンゴクさんとつるさんの二人に頭を下げた