family (Request リメイク)
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そしてモンドール夫妻も着席し次々と埋まる席に
集まり出す兄弟、姉妹に賑やかになっていくお茶会。
「ウィッウィッウィ!そろそろ皆揃ったみたいね」
「ブリュレ姉さん、クラッカー達と末の妹アナナがまだ見えてないわ⋯」
エンゼルの言葉にカスタードがボソリと呟く。
「クラッカーの事だ。どうせ周りが見えない程イチャイチャしてるんだろう」
するとクラッカーの笑い声が遠くから聞こえ
アタシは立ち上がり声のする方に目を凝らした。
「こうしてるとオレ達に子供が出来たみたいだなァ!」
「アナナ子供じゃないもん!」
『えぇ、アナナさんはとても素晴らしい女性です』
白い肌が際立つ白と薄紫色のドレスに緩やかなウェーブがかった髪を瞳と若紫色の菫のバレッタで纏め
大きな瞳を細め二人の間に入り小さなアナナと手を繋ぐ光景は確かに幸せそうな家族に見えクラッカーは機嫌良く笑っている
「遅いじゃないか、クラッカー」
カスタードの言葉にクラッカーは悪びれる事無く謝罪する。
「悪いな!アナナが今日はママの誕生日だからお洒落するって言ってな⋯ドレス選びに時間がかかっちまってなァ」
『遅くなってしまい申し訳ございません』
謝罪する二人を横目に綺麗に着飾りヘアアレンジの所々に花を挿しているアナナはとても上機嫌でママの隣に座る
「アナナの髪を綺麗にしてもらったの!どう?ママ!アナナ可愛い?」
「あァ、とっても美人だよ。すまないねェ、アナナの面倒見てもらって」
『いいえ!アナナ様の喜んでくださるお顔がとても可愛らしくて私まで嬉しくなりました。それにママへのお誕生日の贈り物として大きな花束を作りました。喜んで頂ければ⋯』
「綺麗だねェ!クラッカーも忙しいのにすまないね!」
「いいんだ、ママ!ママの為ならオレは何時どこにいたってかけつけるぜェ!!」
こうして全員が顔を出したママの誕生日のお茶会に
来客も揃い盛大なパーティが行われた。
アタシは大好きな義姉や義妹達と会い一緒に話したりお酒を飲んだりして皆、シャーロット家に嫁いで来てくれた事を感謝した
「ウィッウィッウィ!!来年はどんな家族が増えるかねェ!!」
まだ見ぬ家族に思いを馳せアタシは幸せな時間を噛み締めるのだった⋯⋯──────