family (Request リメイク)
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アタシはシャーロット家の八女シャーロット・ブリュレ。
今日は私達シャーロット家にとって特別な日。
それは何故かと言うと⋯─────
「ママ!65回目の誕生日おめでとう!!」
『家族としてこの素晴らしい誕生日会に出席出来て光栄に思うわ!』
そう、今日はママの誕生日。
私達沢山の兄弟や姉妹の中でも
やっぱり一番に出向いて挨拶するのはペロス兄さんとその奥さん。
ペロス兄さんが彼女の腰を抱いているが黒いタイトなドレスから浮かび上がるほど引き締まった筋肉質で綺麗なボディラインをした体は同じ女である私も息を飲むほど美しい。
『ブリュレじゃない!一緒に飲みましょうよ!』
そして私に気付いた義姉さんは
ニッコリと微笑み私の隣へやって来た。
義姉さんはペロス兄さんと結婚してすぐ私が鏡で
自分の顔の傷を見て落ち込んでいる所に現れ
『その顔の傷は私とお揃いだね』と優しく声をかけてくれた⋯
その日から私は強くて気さくでそこら辺の男よりも
男勝りで格好良い義姉さんが大好きだ。
そして私の隣に義姉さんが腰を降ろした時、遠くから賑やかな愛らしい声が聞こえて来る。
『カタクリ様〜!早く〜!!』
いつもは白と赤のワンピースだが今日は同じ色のドレスに
瞳と同じ常磐色のパンプスを履いて走りながら
シャーロット家の次男、カタクリお兄ちゃんの名前を呼び
手にはいつもの大きなバスケットに沢山の果物を詰め込んで真紅の髪を揺らしながらこちらに向かって来るお転婆お奥様。
「全く⋯危なかっしくて見てられん」
そう言いながらもいつだったか私に作り方を教わって
裁縫が苦手な義姉さんが手作りした襟巻を付け優しく微笑みながらやって来たお兄ちゃん
『ママ!お誕生日おめでとうございます!!これ!!ママの大好きな果物です!受け取ってください』
ニッコリ微笑む義姉さんに後ろからやって来たお兄ちゃんはその体を抱き寄せママに挨拶した。
「ママの子供で居られこうして今年も皆で祝える事を誇らしく思っている⋯⋯ん?フフ、どうやら賑やかな新婚夫妻が到着する様だ。オレ達も席に着こう」