Mihawk
your name
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左腕を失くしたシャンクスとミホークの戦いは幕を閉じ
今ではミホークは世界一の剣豪の称号を手にした
そして私は現在ワノ国近郊の海で羽休めとして適当な島の適当なバーに入る。
「ナナシじゃねェか!!」
『シャンクスじゃない』
「これ見たか?」
たまたま入ったバーの先客が彼等でシャンクスは私に一枚の新聞記事を見せる
『世界会議でしょ?王下七武海の撤廃だとか⋯』
「ミホークも久しぶりにお尋ね者だな」
『だけどミホークの事だから⋯』
『「きっと楽しんでるに違いない」』
同じ意見に思わず私達は顔を見合って笑う。
「オレ達もいい歳になったなァ」
『そうね。私も気づけば37よ』
「貰い手が居ないならオレが貰ってやろうか?」
昔話に花を咲かせシャンクスは当時から私を揶揄っていた
『余計なお世話よ、それに冗談でしょ?』
「失礼だな!オレは昔からずっと真剣だったんだぞ?⋯ナナシ、オレはお前が好きだ」
いつものおふざけだろうと思っていたがいつになく
真剣なシャンクスの顔に気づき私もしっかりと彼に答えなければ⋯そう思った。
『シャンクスは素敵よ、だけど私⋯昔から好きな人が居るの』
その言葉に彼は「気づいてた」と言い私は目を丸くした
「アイツに泣かされたらいつでもオレの所に来い」
と背中を押され彼には私なんかよりずっと素敵な人に出会えるだろうと思った
「ナナシ!何でお頭と鷹の目が勝負してたか知ってるか?!」
そして彼がお手洗いにと席を外した時、
かなり出来上がった様子のルゥとホンゴウが私に声をかけてくる
『血の気が多い者同士、お互い良いライバルだったからじゃないの?』
「残念!本当はあの二人、ナナシが昔『強い人が好き』って言ったのを聞いたからなんだぜ?」
『な、何よそれ⋯//』
確かに昔、私は二人に自分が貴族の出身で何故海賊になったのかを話した事があってその時シャンクスに「お前はどんな男だったら海賊から足を洗って嫁にいくんだ?」と聞かれそう答えた事がある⋯
そしてお手洗いから戻って来たシャンクスに
「失恋したんだ付き合え」と言われその日は浴びる程酒を呑んだ。
そして翌日⋯⋯
「これからナナシはどこに行くんだ?」
『取立てよ⋯シャンクスも知ってるでしょ?道化のバギーよ。返済日はとっくに過ぎてるのに音沙汰が無いの』
「バギーか!!懐かしいなァ!!殺すなよ?オレはバギーとも呑みたいからな!」
『払う物を払えば何もしないわ。シャンクスはどうするの?』
「オレ達は⋯そろそろ奪りに行くつもりだ。」
そう言って彼と別れ私は良き友人の無事を祈りながら
出航を見守り翼を広げて飛び立った⋯。