Mihawk
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『⋯⋯ダメだ。まだこの病には治療方も薬も無い⋯』
私の仲間達は次々と流行病にかかり一人、また一人と減って行きこのままでは残るクルーにまで感染し全員が命を落としてしまう⋯
苦渋の決断だったが"平等な世界を作る"という夢を断念し私達金鷲の海賊団は解散した。
生き残った仲間達がせめて身を隠しながらゆっくり暮らせる様に最後は派手に暴れ周り敵船から宝や悪魔の実を強奪し金に変えクルー達全員に渡した。
船を沈める時は皆年甲斐も無く泣いてしまったが
誰かがピンチの時は必ず助けに行くと約束しそれぞれの道を進んだ。
それからの私は元々海賊団を立ち上げてすぐに
口にした悪魔の実 動物系 トリトリの実 モデル"
『よし、これだけあれば元手にはなりそう』
ある程度の金をかき集め医師としての仕事は止め
元々面倒くさがりな私が選んだのは海賊専門の金融業だった⋯⋯───
「フッフッフッ、最近海賊専門で金を貸し付ける奴がいると聞いて会ってみりゃ⋯金鷲のナナシじゃねェか。最近名前を聞かなくなって死んじまったのかと思っていたが⋯まさかアンタだったとはなァ?」
『ご心配どうもありがとう⋯それよりいくら貸してほしいの?』
「いくらなら貸せる?」
『そうね⋯アンタのファミリー全員の懸賞金額を合わせた額までね。払えなくなったら全員の首を海軍に引き渡すから』
こうして私の噂は段々と広まっていき
あの七武海ドフラミンゴやクロコダイル、モリア等
名だたる面々に貸付け取り立ては必ず行い不利益は被ったことは一度もなく私の懸賞金額は38億と高額になっていった
そして時代と共にどんどん新しい風が吹く海⋯───
『麦わらのルフィ⋯この子がシャンクスが賭けた未来か⋯』
いつだったかシャンクスと偶然出くわした時失った左腕を見て思わず驚いた
『シャンクス!?アンタ腕⋯』
「あァ、これか?これなら新しい時代に賭けてきた!聞けよ!東の海になロジャー船長と同じ事を言うガキが居て⋯────!!」
『へぇ、あの海賊王と⋯』
「そうなんだ!ところでナナシ、最近金貸しを始めたんだって?オレにも貸してくれよ?」
『アンタは困ってないでしょーが』
「酒代に困ってんだ!それにお前から借りたら取り立てに来てくれるんだろ?いつでも会えるってもんじゃねェか!」
『返す気が無いように聞こえるわ⋯それに私シャンクスには貸さない。お金で数少ない友達を無くすのは嫌だからね』
トレードマークの麦わら帽子はその子に預けたと楽しそうに笑っていた。
そして彼の賭けた未来は連日派手に名を連ねている