Lucci
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確かにそれなら無視をされた理由に納得がいくと思ったがそれよりも右耳が聞こえていないと知りその理由が気になった。
「⋯⋯何故だ?
「やはり知らんかったのだな?ナナシの六式は中々の腕前でいつもオレは暇があれば彼女の鍛錬に付き合った。だがしかしCP-8として出かけた任務で右耳を負傷しその後、聴力を無くしたナナシはサイファーポールを辞めCP-0の給仕係になったんじゃ。まだ23と若く腕前もあり将来を期待されとったんだかの⋯」
残念じゃと言うカクに今までのアレは無視や嫌がらせでは無かったということに気づきオレは今朝の事を思い出していた
そして毎日ナナシの顔が脳を過ぎり退屈な半年の任務が終えオレはようやく見慣れた場所へと戻って来た
「ナナシがまだCP-8の時、ルッチ⋯お前に憧れていると言うておった。きっとナナシの事だ⋯お前に対し粗相をしていたのも憧れの人物に対する緊張からだったりしてのう?ハハハ!!⋯⋯────」
戻ったがいいがまた直ぐに任務でドレスローザへと行かなければならない。
だがその前に確認しておかなければ行けない事が二つある
「ナナシはどこに居る?」
「ナナシか⋯?彼女ならさっきステューシーに頼まれコーヒーを淹れに給湯室へと向かったと思うが⋯」
色とりどりの宝石の様な菓子を食うステューシーに
飲み物を頼まれたと聞きオレは給湯室に足を早めた。
「ナナシ⋯」
カクに聞いた通り彼女の左側から話しかけると
ビクッと体を跳ねさせ目を見開き振り返る彼女。
「それが済んでからでいい、オレの部屋に紅茶を持って来てくれ」
それだけ伝え次の任務の為、用意をすべくオレは部屋へと戻ると彼女に頼んだ通り部屋は綺麗に片付けられ布団からは天日干しされた太陽の匂いがした。