Sabo
your name
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「シシシッ!確かに抜け駆けしたのは悪ィとは思ってるが明日の夕方には戻るさ!だけどその前に惚れた女に気持ちくらい伝えさせてくれよ?」
「はァ⋯もう仕方ないなぁ!だけど次ナナシちゃんの所に行く時は私も一緒に行くんだから声かけてよね!じゃあね!ナナシちゃん!!」
『あ、う、うん⋯またね、コアラちゃん⋯//』
サボ君の言葉に呆れた様に言ったコアラちゃん
そんな彼女に別れを告げ私はサボ君の方を見る。
『さ、サボ君⋯!今のは⋯?//』
すると彼はその白い歯を見せ悪戯に笑った
「どうしたんだ?そんなに顔を赤くして⋯?今のって⋯あァ、コレの事か?!」
そう言って電伝虫を指差す彼に私が頷くと彼は続け様に言った
「コアラに説明した通りだ!オレはナナシが好きなんだ!実はもう少し早く伝えに来たかったんだけどよォ、ちと立て込んでちまって⋯⋯で、ナナシはどう思ってる?」
『私も⋯』
だけど彼はこの言葉の先を言わせてくれない
「まァ、嫌だなんて言わせねェんだけどな!シシシッ!」
そう笑って私の腰に手を回すサボ君。
『サボ君ってばやっぱりコアラちゃんの言う通りズルいよ⋯//私もサボ君が好きなのに、サボ君にばかりドキドキさせられっぱなしで⋯!//』
私は目の前で悪戯っ子の様に笑うサボ君に
どうにか仕返しがしたくて背伸びをしてその愛おしい唇に自分の唇を重ねた
「!?//不意打ちなんてずりィじゃねェか!!革命軍の仕事も暫くは落ち着きそうだからまたこうして会いに来る。だからオレがその責務を果たしたら⋯その時はオレと結婚してくれよ」
好きだと言われただけで私は満足だったのに
それ以上の言葉をくれた彼に私は勝てそうにないと
サボ君の胸に顔を埋め目を閉じた⋯⋯───
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