Sabo
your name
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そして翌日もまたその翌日もサボ君は私の所へ
一日一回と言ってもいい程、顔を見せてくれ
その度、兄弟の話を聞かせてくれたり今まで行った
色んな島の話を聞かせてくれたりした。
「それでルフィが⋯!!」
何度同じ話を聞いてもサボ君の話は楽しくて
私は時間を忘れ彼の話に夢中になった。
『ねぇ、サボ君。サボ君は
そう言って私がイナズマさんに貰った世界地図を広げてココだと指を差すと肩が触れ合い私はドキドキした
「わ、悪ィ!!//
『いや、謝らないで⋯//それより!!ここには珍しい動植物が沢山あるんですって!』
図鑑や地図、様々な本を広げて説明する私に
花が好きなのか?と聞いてくるサボ君。
『大好きなの!とっても綺麗でいい匂いがしたりして⋯私の祖国は冬島だったからあまり植物が育つ環境では無かったの⋯だから行ってみたいなって!』
「へェ⋯ナナシは変わってるな!花は食えないんだぞ?それでもいいのか?!」
『サボ君も充分変わってるよ⋯それに私将来は植物学者になりたいの!』
そう私が図々しくも願い出た事と熱帯雨林で人があまり近寄らないその島なら安全だという皆の意見が満場一致し私はその島で降ろして貰う事が決まった。
『皆様、私のワガママ聞いてくれて本当にありがとうございます!皆と離れるのは寂しいけど⋯私は家族や祖国の島民の分まで懸命に生き抜いてみせますから!』
そう言うと皆私にそれぞれの方法でお別れの挨拶をしてくれて最後にサボ君が私の前に立った
「別れは寂しいがナナシが住む島はバルディゴから近いだろ?必ず会いに行くからサヨナラなんて言わねェ」
そう言って力強く私を抱き締めてくれたサボ君に
私は初めて自分の中の感情に気づいた⋯⋯───