Reiju
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レイジュは気づいていた。
食あたりで気絶した私があの日拾い食いをしたと嘘を着いた事も何で食あたりを起こしたのかも全て⋯
だけど何も言わないでくれたんだと⋯
『ごめんなさい⋯』
こうして私はサンジ様の手配書を出しレイジュ様の前に広げた。
『きっとこれはサンジ様ですよね?それにこの手配書⋯皆サンジ様のお仲間でとっても楽しそう!!』
「やっと会えたのね⋯!」
あの日のソラ様の様に手配書を見て微笑むレイジュに
私はサンジ様との話を思い出した。
『オールブルー⋯⋯サンジ様の夢が叶うといいね!!』
私がそう笑いかけるとレイジュも笑い数枚の手配書を拾い上げて呟いた。
「サンジったら⋯仲良くやれているのかしら?」
心配そうな顔をしたレイジュに私は言った
『大丈夫よ。だってサンジ様は優しい子だったから⋯きっと上手くやってる』
そう言うとレイジュは少し驚いた様な顔をした後に笑った
『どうしたの?!何かマズかったかな⋯?』
「いいえ、ただ少し⋯今のナナシ、お母さんにそっくりだったから」
憧れのソラ様に似ていたと言われ私は勿体無い褒め言葉と嬉しさに慌てて否定した
『そ、そんな!嬉しいけどソラ様に似てるなんて⋯私には烏滸がましいよ⋯』
するとレイジュは私の手を優しく握り真っ直ぐな瞳で見つめ優しい口調で言った。
「ナナシ、ありがとう。私の側に居てくれて⋯弟に、サンジに優しくしてくれて⋯」
そんなレイジュの言葉に私の頬は少し赤らんだ
『私、この国に生まれてこうして親友が出来て憧れた人が居て⋯優しい人に触れ合えて⋯本当に良かったと思ってるの!//⋯感謝するのは私の方だよ。』
そして私とレイジュはこっそり手配書をしまい
二人だけの秘密と言って手を取り部屋から出るのだった⋯⋯────
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